2015年5月31日日曜日

なにかが飛んだ日曜日

訃報

クロオオアリ(野生翅姫ハンドペアリング個体)1杯、そしてワーカーの全滅していたトビイロシワアリAコロニーの女王陛下がお隠れに…
クロオオアリに関しては原因不明、トビイロシワアリは…ワーカーがいなくては当然か…繭導入すれば良かったのですが…


本日のお題

なんとも風の強い日ではあるが、自宅のコンクリートの上を羽アリらしき黒い点が動いているのを見つけました…と、そんなこんな。
本日のお休みはまたカメラ片手に自宅周りを少し探索してみました。
話戻って。かなり小さいですね。
こんな強風の日に、しかもこんな小さいくろがねありんこが…飛べるのか?
と、思いつつも、肉眼で見た限りはサイズ的にも雄アリのような気配を感じます。
拡大してみると
お化粧中にパチリ。
雄アリ…で良いんですよね?君は。
乏しいくろがねありんこ知識から察するに…アメイロアリの雄アリ…なのかな?
アメイロアリの姫アリは今春捕まえていますが、それに比べてもはるかに小さい。
女王蟻の画像は多くあっても雄アリは画像が少なくて探しにくいですが…アメイロアリくらいだったらあるかな?

クロヤマアリ【野生】

気温がどんどん上がり…と言うよりだいぶ前から暑い日が続き、野生のくろがねありんこ達も給仕にてんてこ舞いと言ったところでしょうか?
クロヤマアリの巣では続々と餌が運ばれていました(マイマイガの幼虫が多く目立ちました。)
そんな中で目立ったのがこのムネアカオオアリの姫の骸。
鳥類にやられたのかはたまた他の原因か、良く見かける『腹無し』でした。
でも…よくよく見ると首元にもなにか…別の蟻?でしょうか?(トビイロケアリ?)咬みついているようにも見えますが…
踏んだり蹴ったりで力尽き、クロヤマアリのワーカーに見つかった…のかな?

こんな大きな死骸、どう考えてもクロヤマアリの巣穴は通りませんよね…
案の定、入り口で立ち往生
最後まで見てはいられない(日差しが暑くてたまらない)ので退散しましたが、4時間後には巣の周囲には見当たらなくなっていました。
巣穴を拡げて引っ張り込んだか、風に飛ばされたか…後者かな?

トビイロシワアリ【野生】

自宅前、舗装のわずかな隙間に巣口を設けているコロニー。
巣の拡張には日々、余念がないようです。

しつこいようですが、これ本当に鳶色?
昨年は気付かなかったので、ちょうど昨年に飛んだ女王陛下のコロニーでしょうか?
それとも引越コロニー?
なんにせよ、大雨の際に水没してしまわないか心配です。

ミカドオオアリ

…の死骸を発見。



それなりの個体が自宅周りで徘徊していた…と捉えて良いのか…
もう少し飛行日に時間が取れれば、来年はより多くの姫アリ確保が望めるのかもしれません。




暑い日が続きます。
その割に冷夏との予報もあるとか?
そんなことより降雨が少なすぎます。
今年の田んぼはどうなるのでしょう…
手前からハリギリ、コシアブラ、タカノツメ。こんなに大きくなりました。

雨の少なさは主人の水やり回数増加で耐えている、鉢植えたちの写真を載せて、今日は終幕。
 

2015年5月29日金曜日

5.15鹵獲姫⇒女王陛下近況

5月15日~に鹵獲した姫達、(ムネアカオオアリ【NK-1】多雌実験コロニー以外は)今のところ謎の死を遂げる個体もなく…
というか2週間程度で死なせるようであればもはや生き物を飼う能力が決定的に欠如しているとしか思えません。

だって放置しているだけなんですもの(水分だけはこまめにチェック)

○クロオオアリ

クロオオアリ【1号艦】及び【2号艦】
相変わらず橙色が強いです。クロオオアリ【2号艦】

女王陛下が必死に隠そうとしております。
まだ幼虫にはなっていないでしょうか?
意外と産卵から幼虫誕生までが長いような気がします。

5月19日鹵獲組。卵は黄色。

なかなかどうして落ち着きがあります。
こちらは約4日遅れで捕まえた女王陛下(名前のつけ方が思いつかん)。
卵の色は薄い黄色。こちらも幼虫誕生とまではいかないか…

○ムネアカオオアリ

多雌コロニー実験で3杯の姫を失い、大幅に数が減ったムネアカオオアリです。
ムネアカオオアリ【仮『赤』】女王陛下
スタンダードに単雌で飼育中のムネアカオオアリ【仮『赤』】女王陛下。
クロオオアリ【1号艦】達と同じ日数経過。幼虫はまだ確認できません。

変わりましてムネアカオオアリ多雌コロニー実験。

ムネアカオオアリ【NK-2】多雌コロニー…あれ?
 あれれれ?
女王陛下が1杯しかいない…?
まぁ見えていたんですがぱっと見るとね…
平行に並んでいただけでした。
まだ破滅は迎えていませんが、いつ、何がトリガーになって破滅が訪れるかは分かりません…
そう言えば木片の表面が少しカビてきました。
見るからにカビだらけの飼育ケースで平気で飼育している方も見かけますが、くろがねありんこに良いことは一つもあるようには思えません。
あまりカビがひどくなるようであればよろしくないとは思いながらも、引越させた方がよさそうです。

○ミカドオオアリ

一番期待が大きく、失敗したらと不安も一段と大きい、ミカドオオアリ【4号艦】女王陛下。
卵の色が薄くなってきましたね。うーぬ…合計10個?
約1週間ぶりの御開帳。
やはりクロオオアリやムネアカオオアリに比べると卵の形状が細長い気がするのですが、このアングルで撮影しているからでしょうか?

チューブがかじられていますね…貫通されなければ良いのですが…

いまいち撮影しずらいのですが、女王陛下は元気なご様子…なんて愚かな人間の妄想はくろがねありんこには通じません(と勝手に思っている)。
とは言え今出来ることもありません。
…なんて無力…
それにミカドオオアリにとっての最適な湿度を保てているのか?というのも疑問です。
大事にはしたいのですが何もかも手探り脚探りです。
くろがねありんこのように触角探りが出来たらいいのに…(なにがだ?)

○アメイロアリ

小さすぎて写らない(卵が)!!!

フォーカスがどうしても女王陛下にいってしまうのです…
卵もほぼ白の為石膏に紛れて見えません。
やっぱり観察したいのならば色付き石膏にすべきですね…でも無害な着色料手に入れるところからスタートか…調べてみよう。
どちらにせよこの大きさです。
このほうがまだ卵の存在が分かります。
焦らず騒がず、どうせ長女が生まれるまで何もできませんしね。



明日からお休みです。
丸々休むわけにはいきませんが、平日ちょっと睡眠時間削り気味だったのでゆっくりしたいです。
終幕。

2015年5月28日木曜日

5月末 飼育ありんこ徒然

最近本当にクサアリモドキ【海龍】コロニーのことしか書いていない…
といっても今一番入れ込んでいるのがこのコロニーなのだから仕様がない。

一番興味があるのは、ムネアカオオアリ多雌コロニー。
今日もひとまず、そんなムネアカオオアリ【NK-2】多雌コロニーの2杯は無事でした。

クサアリモドキ【海龍】コロニー

昨日生まれた雄アリは、既に兆候はありましたがやはりワーカーから攻撃を受けて…いるのかな?
避難させようと引っぱっているようには見えないのですが…
脚をぐいぐい…今日の朝も攻撃されていたのですが…
攻撃を受けているにしては今日帰ってきてもまだ健在でした。
存外、華奢なように見えて雄アリはなかなか頑丈なのかもしれません。
写真は久々カモ。クサモドワーカーの取り巻きはいなくなりました。
話変わって、2年目となるクサアリモドキ【海龍】女王陛下はもちろん健在。
ただお腹は少し萎み気味…十分な給餌が出来ていないということになるのでしょうか?
ただ
もここ
ワーカーの数に比べて大量(あくまでも私見)の繭が控えています。
雄アリの繭が羽化したということは時期的に後続の繭達も羽化するはずなのですが…
気長に、気にせず、餌だけは与えて待ちませう。

クロヤマアリ

まったく記事に書けていません…
というのもどうも食害が多いらしく、2年目だというのに、幼虫、繭へ進むコロニーが少ないです…
かつてローマのカエサルが嘆じたとおり、『人間は見たいものしか見ない』。
自然と上手くいっていない物事からは話題が離れがちです。
もっとも順調なクロヤマアリE【エミール】女王陛下
バトル・オブ・ブリテンで苦杯をなめたにしては実に順調です。(分かる人には分かる…はず)
クロヤマアリE【エミール】女王陛下。

クロヤマアリ達はミールワームを引きこむまではいいのですが、大体そのまま中でカビさせてしまいます。
カビなくとも明らかに変色して…腐っているだろ!という状態に…なぜ外に運び出さないのでしょう?
でもそんな(明らかに変質した)ミールワームの欠片にワーカーや女王陛下が口を付けているシーンも見たこともあり…発酵食品じゃあるまいし…そんな生態聞いたことがありませんがそう見えるのは私の気の迷いでしょうか?

アメイロケアリ

年越しの産卵を確認してからおよそ2週間。
そろそろ幼虫になってもいいかなぁ…と思うのですが
真っ白けっけ
メラミンも白、石膏も白で幼虫なのか卵なのか…判別できません。
おとなしく待ちましょう。
しかし…
餌のガガンボ、バラバラ
導入したトビケ幼虫は本当にでかい…間違いなく姫蟻になりそう…というか女王陛下は餌もらえているんでしょうか?

トビイロシワアリ

自然下のコロニーを捕獲したモノで、余り世話をしていませんが調子は良いよう。
2年目になりさらに悠々躍進といったところです。


裸繭がかなり色づいてきているので、ワーカー大量誕生もそろそろかな?
こういう時は繭を張るくろがねありんこ達より状況がストレートで分かるからいいですね。

トビイロケアリ

視界が不明瞭なので写真は無し。トビイロケアリAはワーカーが大脱走により半数になり、失速を心配しましたが順調に後続が繭を張っている様子。
うーぬ…しかし本当にこれ「トビイロケアリ」なのでしょうか…?
クサアリ亜属よりもさらに判別が困難なケアリ亜属(と私は思っている)…クサアリ亜族のホストとして機能してくれれば何でも良いのですが…ワーカーが増えたら同定に挑戦して…みたいのですがやはり実態顕微鏡必要かな…

日本産蟻類全種図鑑も欲しいけどなぁ…高いんですよね…半端なく…




見たいモノ、知りたいモノ、欲しいモノ。
増えれば当然増える出費。
もう大人になったことだし、可能な範囲でちくちく貯めて、したいことが出来るように…これぞまさに大人買い!
節操はわきまえて、今日は終幕。

2015年5月27日水曜日

クサアリモドキ繭~羽アリ羽化~

バカみたいに暑い日が続きます。
もう本当にウマシカですよウマシカ。
地球はいつからこんなに熱を持つようになったんでしょう。

ただ、私のありんこ熱も負けず劣らずたぎっております。

クサアリモドキ【海龍】コロニー


5月23日に見失っていた大きな繭、一昨日再発見しました。
一昨日月曜、裸繭の隣に置いてあります。うっすら黒い…?

これが昨日火曜日。間違いなく真黒です。羽化間近?
これは生殖蟻か大型化したワーカーか、なんて邪推してましたが、答えが得られそうです。
トビケ達を驚かせつつも頻繁に覗くようにしていたのですが、今日の朝…ついに…!
ワーカー達に囲まれて…

これは…雄アリ!
大きな繭の正体、その答えは『生殖蟻』、雄アリでした。
色合いからしてトビイロケアリの雄アリのように思えるのですが…まだちゃんと調べていません。
クサアリモドキ【海龍】女王陛下の影響の及ばないどこかでトビケワーカーが卵を産んだのでしょう…か?
なんともイレギュラーな登場。
こういった羽アリはしばらくすると殺されてしまうらしいです。
かと言って救う術も無し、成すがまま、成されるがままに…

ムネアカオオアリ【NK-2】多雌コロニー

ひとまず前回のコロニーの破滅日は過ぎました。
産卵が確認できています。
でもやはりムネアカオオアリ【仮『鳳』】は産卵していないようで、1杯の産卵スピードとそう変わらないように見えます。
姫アリの大きさの違いが分かりますでしょうか?
何も出来ることもすることもないので、ただひたすら見守っていきます。
ただ、コロニーが成立したとして、産卵しない女王アリなどコロニーの中で成立するのでしょうか?
もし上手くいったらば、その点も確認できるかもしれません。





ミカドオオアリや他のオオアリ達も気にかかるところ…覗きたい…写真を撮りたい…ただそこはもうひと踏ん張りの我慢をして、今日は終幕。

2015年5月25日月曜日

性懲りもなくムネアカオオアリ多雌実験

先日失敗したばかりなのに
のど元過ぎれば何とやら

…ちなみにムネアカオオアリ【NK-1】多雌コロニーの女王蟻達は全て死んでしまいました…


心機一転!

ムネアカオオアリ多雌実験2

去る5月24日、山形県では再びクロオオアリ、及びムネアカオオアリの飛行があった様子。
とはいえ流石に最盛期は過ぎたのかクロオオアリ、ムネアカオオアリ各2杯ずつしか見つけられず、捕まえたのはムネアカオオアリ1杯のみ…

すこぶる体調が悪かったため、見つけてもなかなか鹵獲する気にはなれず、無いやる気を絞り出してなんとか捕まえたのがムネアカオオアリの姫でした。
と言うか流石にクロオオアリはこれ以上は必要ないでしょう…

まだ諦めきれない多雌の夢。
小さい個体ムネアカオオアリ【仮『鳳』】は今だ産卵していない状態…
ん?
そう言えば…
クロヤマアリでは多雌の女王蟻は小型化する傾向にある…とどこかで見たような気がしないでもない…
よし、実験だ。


というおぼろげな記憶と短絡的な考えから再び多雌実験スタートしました。
上が【仮『鳳』】、下が新規ムネアカオオアリ姫

新しいムネアカオオアリ姫…よくよく見たらば腹部分がへこんでいたり、節部分が広がっていたり…
うーぬ…成功率は低いとは言えうまくいった時のことを考えるとこういう個体はいかがなものか…と思いつつも代わりがいる訳でもないのでこのままスタートです。

今回の飼育ケースではスペースは他の蟻装置と変わりありません。
ただ、石膏ではなく木を床の部分に用いています。
ムネアカオオアリ【NK-2】多雌コロニー

実験のスタートはどうなったかと言うと…
最初は少しケンカになりましたがすぐに鎮静化。
前回の姫たちと違っていたのは、栄養交換をねだるだけではなく、互いに体を舐めあってグルーミングをしていたところです。
こういうシーンを見てしまうと前回失敗しているのに、根拠もなく今回は上手くいくんじゃないか、などと考えてしまします。
はてさて、どうなることやら…

クサアリモドキ【海龍】コロニー

困ったことに、食欲旺盛なこのコロニー、ミールワームが嫌いなようです。
輪切りにしても全く寄り付きません、持ち帰りません。
ただ、頭の部分は好きなようで…おいしい部分はここに詰まっているのでしょうか?
小さな幼虫がかじりつき、ワーカーが外殻を崩しています。

その他の部分は咬む部分が無くて運べないのかと思えばゴミ捨て場にはちゃんと持って行っているのでそうではなさそう。
これも変食の一種なのでしょうか?
野外からの餌の調達はそう毎日出来るものでもないので、好き嫌いせず食べて大きくなって欲しいです。





新しい飼育装置、新しい試み、どうなるか楽しみです。
既存のくろがねありんこ達も、続々成長しています。これからが楽しみです。
こんなところで、今日は終幕。

2015年5月23日土曜日

キイシリ【金剛】淘汰&モドキ【海龍】現況

今日は田植えがありました。
天気予報は…なんと驚異の気温30℃!
予報通りに本当に暑かった…様な気がするのは体を動かしているからでしょうか?
まだ5月ですよ…過ごしやすい春は一体どこへ消えたのでしょうか…

そんな暑い日に、今日のくろがねありんこごはんです。
ほんの一部ですが…ガガンボ、バッタ幼生、カゲロウの一種?、ユスリカの仲間?、ブヨ、蜂の巣etc…

キイロシリアゲアリ女王陛下淘汰

実は昨日の夜からなんですが…なんかキイロシリアゲアリの女王陛下の1杯が離れたところでワーカーに囲まれているなぁ・・という思考の途中で「これはもしや?」と、あの事象が頭に浮かびました。
そう、多雌創生(もう何回も使ってますが私個人の造語です、あしからず)したコロニーに見られる「淘汰」です。
よくよく見ると…
あっちこっち引っ張られてますね…
間違いなくワーカーから攻撃を受けています。
こうなるともはや手の施しようがありません…キイロシリアゲアリ【金剛】コロニーはまだ大して発展していないのですが、こうまでも早く淘汰が起きるとは思っていませんでした。
本日夕方。攻撃ワーカー数がさらに増えました。
タンパク餌が不足すると起きるのでしょうか?
と言っても十分な量は(ミールワームですが)与えていたつもりなのに…また一つ謎です。

クサアリモドキ【海龍】コロニー

冒頭にあった蜂の巣をあげました。
大喜び(?)
この蜂の巣、鉢植えのコシアブラの葉っぱの裏にありました(アシナガバチかな?)。
我が家の小屋の軒下には同じように数箇所、アシナガバチさんが巣作りをしていて、大きくなり次第くろがねありんこ用に『収穫』予定ですが、流石に人に近い鉢植えに作られてはコシアブラの管理にも差し支えますし、困ります。
蜂の女王陛下には優しいデコピンで一時退避願い、巣はもぎ取って…きたモノがこれです。
卵と小さな幼虫が入っていました。
写真真ん中のワーカーが黄色い蜂の卵に蟻酸?攻撃を仕掛けています。
良い栄養となることでしょう♪
最近コロニーの食欲はますます旺盛といった様子。
1日あたりバッタ類の幼生(約8mm程度)2匹は最低必要、これでも夕方にはバッタが黒いしわしわになり、原形をとどめていない状態になるので少し足りないようです。
【蟻室式飼育装置改】内様子

【74式蟻装置】内様子
キイロシリアゲアリとは違い、卵、小さい幼虫、中くらいの幼虫、終齢幼虫、繭作り場、繭…としっかりと仕分けされ、場所が使い分けられています。
これです…これなんです。
私が小学生のころから目の前で見たいと、自分で作り上げてみたいと願ってきたものは…
それが寄生種のクサアリモドキで初めて達成されようとは…

ところで
もこもこもこもこもこもこもkkkkkkkk…これが全部羽化したら本当のクサアリモドキコロニーに…!

5月4日に見つけていた一回り大きかったあの繭はどこへ!?
というかあの繭が大きかったのかどうかも、今の繭の山を見ていて分からなくなりました…
ただ、あの繭を見つけてから既に約3週間…食害に遭っていなければ既に羽化していてもおかしくないはずなのですが、それほど大型化した個体も見当たりません。
観察を続ければその内ひょっこり顔を出すでしょうか?
出してほしいですねぇ…


まさにクサアリモドキ【海龍】コロニーは順調快調快進撃♪…などと調子づいていると失敗しそうなので、気を引き締めつつ、今日は終幕。

2015年5月22日金曜日

クロオオアリ引越し完了

5月19日(火)に鹵獲したクロオオアリ4杯だが、ずっと一時鹵獲用の仮住まいだったが、今日引越しが完了した。
そう言えば…昨日はクロオオアリ女王総数10杯とか書いてましたが、9杯が正解でした。
これでクリアな視界が確保できます。

同日に飼育ケースは作成していたが石膏の養生の為、少し時間をおいた。
当然のことながら、既に産卵しているので、女王陛下だけでなく、卵の移し替え作業も必要でした。
上の写真に写っている筆を使い移動しました。
少し筆を湿らせ、卵に触れれば、素直に付いてきてくれます。
あとはそれを出入り口のチューブに付けてあげれば…・
薄い黄色ですね。しかし…いつの間にこんなに産んだんだ?
一丁上がりです。
卵の色は薄い黄色…クロオオアリ【第1号艦】&【第2号艦】の橙色の卵と比べて随分と薄い色合いの印象を受けます。
どなたのブログで見たか忘れて引用するのも恐縮なのですが…卵の色は個体が摂取している餌によって左右されるのではないか?という仮説を見たことがありました。
とすれば
この卵の色の差異は、そういった母体コロニーの餌環境の違い…ということになるでしょうか?



クロオオアリは少しばかり数が多すぎる気もしますが…全て順調にいくようであれば数コロニーはリリースしなければ管理能力の範疇外になりそうです…

などという心配はひとまず上手くいってから考えればよいことです。
まずは現状に全力を注ぐこと。
それは

放置です。

新女王陛下の育児に人間ごときが出来ることはなにもありません。
今年捕まえた姫蟻達も鹵獲当初にメイプルを飲ませた後は基本暗所でひたすら放置。
これに尽きます。
…と思う。
本当にミカドオオアリ【第4号艦】様だけは上手くいって欲しいんですよ…



覗きたい思いをぐっとこらえ、今日は終幕。


2015年5月21日木曜日

クロオオアリ ハンドペアリング成功?


5月18日(月)にクロオオアリの再飛行があったことは書きましたが、この日、実は姫アリと雄アリを確保していました。
と言うのも…
この日まで翅を落とす気配も産卵する気配も見せないクロオオアリ【仮装110号艦及び111号艦】

彼女達と交尾させたい…そしてクロオオアリの女王の増加を…などと、またもやド素人同然のぺーぺーが妄想したのです。
ちなみに、姫アリの方も未落翅個体でした。

これは、くろがねありんこ飼育の先輩諸氏が行っている「ハンドペアリング」というものになるだろうか。

な・ど・と
妄想しながらも、体調が思わしくなかったり、他のくろがねありんこ達(主にクサアリモドキ【海龍】)の世話に肩入れしたりで1日放置…さらに火曜日に4杯の姫を手に入れたことでさらに熱意は低下…
という経過をたどり、19日火曜日にはもはや面倒になってチッ○スターの空箱?
チップ○ター

に捕まえた雄アリ1杯、前述した未落翅の姫アリ3杯を放り込んで放置してしまいました…
蓋も本体も何も加工なし、保湿の考慮もしていません。
内部温度は室温と同程度と考えればせいぜい22~24℃。
真っ暗で狭い環境に雄+雌、計4杯のくろがねありんこを閉じ込めたわけです。


深夜、何気なく覗くと…あれ?1杯の姫が翅を落としています。
ん…?もしかして交尾した?
え?こんな環境で?(クロオオアリが気温25℃以上の比較的多湿な日に飛ぶことから考えると…)
疑いつつも、がんばれよの意味も込めてメイプルを与え、また蓋をして放置…

5月20日水曜日
ムネアカオオアリ多雌の失敗に落胆しつつ、蓋を開けると…なんと3杯全ての姫が翅を落としているではないですか!
姫は既に引越済み

雄アリは死んでいました…これは交尾成功…?
いやいや待て待て。
単に暗い空間に置いておいたから翅を落としただけなのでは…?
幸い(?)姫たちは激しい喧嘩をすることもなかったようで、触角・脚に欠損はありません。
ひとまず別々の飼育ケースに移しました。
もはやどれがどの姫だったかは分かりません


5月21日木曜日
ハンドペアリング(させたつもりもなかったのですが)は成功したのか…
恐る恐る(?)飼育ケースを覗くと…卵が…ある!…ある!!……ある!!!
視界不良だけども【75式単蟻装置11型】はそれを代償にした安価生産だから仕方ない

3杯とも産卵していました。
いままで産卵しなかった2杯が産卵しているということは…成虫が羽化するまで確かなことは言え無いとは思うのですが、交尾が成功したということでしょうか?
クロオオアリは光だの湿度だの温度だの、そんな細々と考慮しなくとも一度活性化すればハンドペアリングさせられる簡単な種…という理解で良いのでしょう…か?
でなければこんなテキトーな方法でハンドペアリングのような行いが成功するとは思えないのですが…うーぬ…

ちなみに、成功していたとして
雄アリは3杯の姫アリと十分交尾するだけの精子を保有しているのか?という疑問も
自然界ではこんなに雌雄が偏った状況はないでしょうから…如何に?

なんにせよクロオオアリはこれらの新女王陛下を加えて総勢10杯の大所帯…多雌実験にはスタートが遅すぎるかな…


くろがねありんこシーズンが始まって分からないことだらけ、謎だらけです。
ですがこういう積み重ねがまた、次の機会に生きることを願って。
今日は終幕。

2015年5月20日水曜日

あまりにもあっけない最期

まだ5月なのに…
すでにもう暑いですね…

鉢植えの植物たちは朝昼水をやるか、受け皿に水をためてやった方がよさそうなくらいの陽気(風のせいもあるか?)。
白アリの羽アリ(?)を見かけましたが、白アリはこんなに風が強くても飛ぶんでしょうか?

ムネアカオオアリ【NK-1】多雌コロニー⇒失敗

今日の昼確認した時は何ともなかったのですが(前例に漏れず)全く前触れのないまま、今日夜確認した時には
1杯がバラバラ
1杯が左片脚全てなし、必死に逃げようとチューブ内でもがいている状態。
勝者?と思われる1杯が右触角と左後脚が無し…
という惨憺たる状態…

その内死んでしまうでしょう…
やはり戦艦『天城』にちなんだ名前にしたのがいけなかったのでしょうか…

と冗談はさておき。
覚悟をしていた事態ではありますが、こうまでも早く終わるとは…
飛行からの日数の経過が、何かしらのトリガーになっているのでしょう…か?
来年また、2杯ペアで挑戦します。
飛行日に何とか休みが重なるといいのですが…


飼育くろがねありんこ徒然

○アメイロケアリ

ぷりっ!
産卵前に導入したトビケの幼虫なのですが…なんか成長してきたらやけに大きい…
手に入れた段階で終齢だと思っていたのに、成長が止まりませんでした。

これは…生殖蟻の幼虫、ということだろうか?
羽アリが生まれてきたら残念無念だ。
せっかく年越しでアメイロケアリ女王が産卵したのに、ワーカーの数が減り気味なのでそろそろ追加したかったのですが…
なんとかせねばなるまい。

○トビイロシワアリ

TF-1コロニー
・トビイロシワアリ【TF-1】Q3コロニー
続々幼虫がぷりぷりに。
トビイロシワアリはトビイロケアリに比べて大型昆虫も根性?でバラして綺麗に食べるのでやりがいがあります。
と言うよりトビイロケアリが諦めた餌の解体役になっています。

・トビイロシワアリA
訃報
3匹いたワーカー全てがメイプルに溺れて死にました…
やはり小型の蟻にはメラミンで給餌するべきでした。
これでワーカー0…立ち直るでしょうか?


○キイロシリアゲアリ【金剛】コロニー

ワーカーの大半が給餌で留守です。

今度は蛹を天井に貼り付けてます…理由は不明。
大分蛹が色付いてきました。
ワーカー大量誕生ももうすぐかな?

○クサアリモドキ【海龍】

繭の数は増えているはずなのに…ワーカーが一向に生まれません。
どうやらトビケワーカーが羽化前に蛹をとりだして食べている(幼虫に給餌している)様子。
うーぬ…なかなかうまくいきません。
肉餌が不足しているのでしょうか…それだけならば良いのですが、ホストのトビイロケアリによるクサアリモドキへの排他行為で無いよう祈ります。

ところで最近、餌場を幼虫や蛹を加えて走り回っているトビケワーカーが居るのですがなんでしょう?
死んだ個体をゴミ捨て場に持って行くのかと思いきや、ひとしきり走ると飼育ケースの中の同じ幼虫(蛹)の集積場所に戻していますし、幼虫は動きが見えたので生きている個体の様です。
まさか散歩に連れ出しているわけでもあるまいし…くろがねありんこの行動は本当に謎がたくさんです。




こんなところで、今日は終幕。