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2016年5月31日火曜日

季節外れの引っ越し

ミカドオオアリの悲劇…というよりワーカーの異常発生からの全滅という事態を目の当たりにして、今更というか、やっぱりというか…
飼育ケースの清潔さを保つのは人間の仕事なのだと実感。

平成26年度から飼育しているトビイロケアリ4組、クロヤマアリ8組、平成27年度から飼育しているクロオオアリ4組について75式蟻装置31型及び76式蟻装置21型へ引っ越しを行いました。

行いました…といっても実は数日前から新居をアルミホイルで覆い、旧居の方にはライトを至近距離で当て続けていたのですが…引っ越ししたのはなんとクロヤマアリ2組とクロオオアリ1組だけ…
忍耐力がないんです、ええ。
強制引っ越しを行いました。
ベビーパウダーを淵に塗ったコップ餌場を準備し、旧居に立てこもるくろがねありんこたちを筆を使って落としていきました。
といってもやはりくろがねありんこたちには自分たちの匂いのする旧居の方が居心地がいいのでしょうね…

なんだかんだで無事引っ越しは完了。
大混乱のワーカーたちがケースを持つ手にまでは走り回ってくれなかったおかげで助かった。
やはり引っ越しは活動が鈍る冬にすべきと実感。

平成26年鹵獲 クロヤマアリ

75式蟻装置31型


76式蟻装置21型のような垂直方式の接続は行っていないが、餌場を飼育ケースの上に置くという方法は同一。
市販のエル型コネクターも見つけてはいたが、あまりにも値が張るので百均のグルーガンを使って自作した。
内径8㎜チューブを斜めに切ってくっつければそれだけで何とかなった。
昨年度は世話不足によりまったく数が増えていない。さらに越冬で3杯の女王陛下がお隠れになった。
残ったワーカーはすべてクロヤマアリA【アントン】女王陛下のコロニーに合流させた。

クロヤマアリA【アントン】
クロヤマアリB【ブルーノ】
クロヤマアリE【エミール】
クロヤマアリG【グスタフ】
クロヤマアリH【デア・グロッセ】
クロヤマアリZ【ゼノビア】
以上の女王陛下が存命。


平成26年鹵獲 トビイロケアリ

76式蟻装置21型
世話不足と思っている割には、数を増やしていた。
と言っても自然界ではワーカーの数が数万単位を誇るトビイロケアリにしてみればこの様は絶不調もいいところか…

トビイロケアリA,Bコロニーは左と右の部屋を使い、C,Dコロニーは左のみ使用している。
真ん中を使わないのはどういう意味なのだろうか…?
しかし視界が一気にクリアになった。
いままではタッパーだったので
こんな感じでしたが、今では
トビイロケアリD女王陛下…あれ?
はっきり写ります…ってあれ?
う・・・わかりにくいですがトビイロケアリD女王陛下の右触覚がありません…
ああ…そう言えば…クサアリモドキ多雌実験なんて去年このコロニーでしていました…
結果クサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)の女王陛下3杯がお隠れになって終わったのですが、この様子だとこのトビイロケアリ女王陛下はすんでのところでコロニー乗っ取りを免れたのでしょうね…

そう言えばこのコロニーってもともと寄生種の宿主にするつもりだったんだなぁ…

平成27年度鹵獲 クロオオアリ

餌場の接続方式はクロヤマアリ達と一緒


昨年鹵獲に成功したクロオオアリは10杯近いが、生き残ったのはこのクロオオアリ甲乙丙丁女王陛下のみ…
74式蟻装置21型はクロオオアリとは相性が悪いのか…すべてお隠れになった。
他のくろがねありんこの飼育では脱走以外は問題がないのだが…
しかしクロオオアリは本当に大きい。
当たり前かもしれないが大きい。
トビイロシワアリやアメイロアリを眺めた後、クロオオアリを見るとうおお…となってしまう。
この蟻装置もすぐに手狭になりそうなので追加の蟻装置の製作を急がなくては…

クロオオアリ甲
ボンレスお腹のクロオオアリ甲女王陛下のエロい画像を乗せて今日は終幕。

2016年5月27日金曜日

またまた新式蟻装置 76式21型

百均に行ってまいりました。
そこで魅力的なケースを発見。

ケース高、透明度、蓋付き、文句のつけようがありません。
仕切り板付きなので、その仕切り板のガイドが側面にあるので側面視界が悪いのですが、くろがねありんこ飼育を続けているとほぼ観察は真上からするものと気づきました、
上等です。
75式蟻装置31型の方が当然質は高いのですが…原材料のケースが実費一個120~130円の上、通販で50個まとめ買いが必要。
比較して、汎用力非常に高し、といったところでしょうか?

というわけで、76式蟻装置21型作成です。
丁度平成26年に鹵獲したトビイロケアリコロニーがいい加減に手狭なので彼女らのためによっつ作成しましょう。

餌場も完備。76式蟻装置21型完成です。

仕切り板に6mmの穴を開けてあります。トビケならこれで十分。

餌場は初めて垂直接続を採用。命名するまでもないのですが、新しい餌場76式餌場11型。
今年に入ってコロニーの発展に伴い飼育スペースが厳しくなってきたので、餌場は垂直接続式で蟻装置の上に設置しました。
74式餌場12型は作成も容易、安価、取り扱い簡単と非常に優秀でしたが…今年に入って百均から原材料のプリンカップが消えました…
そんなに需要が無いものでもないと思うのですが…一時的に在庫切れになっているだけでしょうか?
というわけで急遽代打ち76式餌場11型。
透明度はこちらの方が高いので、餌場を蟻装置の上に置くこの方式ではこれはこれで必要な変更だったかな?

ただ…このクリアカップ(プラカップのハードタイプ)、かなり割れやすいです。
プリンカップのつもりでドリルをあてたら、一瞬で割れ砕けました。
手を掘ることにならなくて本当によかった…


餌場へのチューブは前述したようにケースの上に穴を開け、垂直に設置。
さらに念のため側面に追加接続用のチューブも設置。
これは引っ越しの際の接続にも使用する。

工作は楽しいですね。
ただ垂直式餌場が初めてなのでいろいろと不安が…いままで想像していた事態と別のことが起きて失敗することが多々…
物は試し。
引っ越しの準備と方法を考えつつ、今日は終幕。

2016年5月22日日曜日

新式蟻装置!76式11型!

新式蟻装置が完成です。
とりあえず3つ。

ケースinケース。76式蟻装置11型。
75式蟻装置シリーズとは一線を画す構造。
中の小ケースは乾燥した状態に近くなるよう外側の石膏と接続されていない。
外側の石膏とメラミンが基本的に湿気を維持する。
くろがねありんこに好きな湿度のところに移動してもらおうという魂胆。

当然無駄にケースを使うので費用は掛かるが、樹上性、つまりヨツボシオオアリやミカドオオアリ、また多湿を好まないというムネアカオオアリの飼育などに使用できたらと考えている。
…ただやはり問題はコストパフォーマンスと拡張性の低さか…
1~2年コロニーなら大丈夫かもしれないが、その後となると拡張性に不安が残るところ。
その点は今年一年かけて検討していきたい。

こんなところで、今日は終幕。



5.26追記。



ひとまず今年鹵獲成功したミカドオオアリ姫とヨツボシオオアリ姫に入居いただいた。
気に入っていただけるだろうか?

2015年8月2日日曜日

お引っ越し

爆発的増殖に向けてスタートを切ったと思われるコロニー2群の引越を行うことにした。

クサアリモドキ…ってなんだっけか…ヒラフシクサアリ(これは何かが違う気がする)…だかなんだかに名前が変わったと聞きました。【改名『ヒラアシクサアリ』です、お間違いなく】
確かにクサアリ『モドキ』って確かにクサアリの仲間なのに『もどき』って名前はかわいそうだな、とは思っていましたが…
が!
混乱するのでしばらくはクサアリモドキのままでいきます。
改めてクサアリモドキ【海龍】女王陛下コロニー、及びトビイロシワアリTF-1(Q3)コロニーのお引っ越しです。


飼育ケースの母体となるプラスチックケースを新調しました。
おそらく蟻室式蟻装置と一緒です。

中規模クラスのコロニーの受け入れと、コロニー拡大に伴う蟻装置の拡張を前提にした蟻装置を心がけ、作成しました。

75式蟻装置31型

トビイロシワアリTF-1(Q3)コロニー

クサアリモドキ【海龍】女王陛下コロニー
○1蟻装置につき内径8mmチューブを片面2本で接続、餌場接続用を除いて計4本のチューブを接続可能に。
1本で接続した際よりも持ち運びの際に便利になり、あらかじめチューブを接続しておくことでコロニー増加の際には新しい蟻装置を接続していけるようにした。
チューブ内径8mmはトビイロシワアリやクサアリモドキには過大気味だが、クロオオアリのような大型種への適応性を考えて8mmとしているが、規格の統一は生産性の向上にも一役買ってくれる…はず。
○水分調整は角切りメラミンスポンジで。
飼育装置天井に穴を開け、少し大きめに切ったメラミンを押し付ける形で蓋をした。
スポンジが湿っている様子も視認できるはずで、給水過剰になることも少ない…はず。


ちなみに

トビイロシワアリTF-1コロニーで行っていた十五試蟻装置の実践試験は…全く駄目でした。
剥離剤として使用している石鹸の匂いが残っているのかなかなか住み着かず、しばらくはゴミ捨て場としてしか使用されずカビだらけに…ゴミを取ろうにも外殻を接続用のチューブで固定しているので簡単には取り外せず…
ようやくトビイロシワアリ達が住むようになると今度は脱走の嵐です。
外殻との隙間に向かって石膏を最短距離で掘り進んでしまうんです。
それを止めるにはドリルで外殻に穴を開けてそこから接着剤を流し込むしかないのも大問題です。

やはりというかなんというか、この形式の巣で飼育している人がほとんどいないはずです。
メンテナンスのしにくさが最大のネックです。
①開閉が困難で、巣のメンテナンスが難しい。(ゴミの回収、脱走箇所の補修)
②生産性の悪さ。
③見た目は非常に良い(個人の感想です。)。蟻の巣でくろがねありんこを飼っているような気分には浸れた。
④水分調整の難しさ…は意外とない。下にメラミンスポンジをしいてそれさえ湿らせておけば何も問題は無かった。

やはりこの75式蟻装置31型が今後の中規模コロニー飼育のスタンダードになりそうである…が、大規模コロニーとなると管理の面からももう少し大きめのプラスチックケースを模索したい。


引越直後で新居にはまだ慣れない2コロニーですが、今後の健全なコロニーの発展を祈って…
終幕。

2015年4月20日月曜日

アミメアリ飼育ケース作成

アミメアリ。
スタンダード形態である「女王蟻」を中心とした社会…を形成しない特殊なくろがねありんこです。

働きアリが働きアリを産み、女王を持たぬまま巨大なコロニーを形成。
そのコロニーが分割されることでコロニーの数を増やすのだとか。
未解明な部分が多いくろがねありんこ…現在論文を読み漁ってますが、それでもなんとももやっとするくろがねありんこです。

単眼を持った女王蟻的存在のワーカー…が実は働かないアリで、コロニーを滅亡させる存在だとか?(詳細は省きます)
この研究者の方のことを詳しく知らないのでこう言っては何ですが、論文内には
・どの程度のデータ(反復数)を集めたのか?
・どこからが研究成果で、どこからが既知の事実なのか?
・また、既知とされているようなモノは、確かな研究内容で実証されているのか?
読みが浅いせいかもしれませんが、理解できませんでした。

「論文」というだけで鵜呑みには出来ません。
「調査の結果、犯罪者の9割近くがパンを食べていた。なんということだ。パンには犯罪を誘発する毒性があったのだ。」
極々、極端な話をしてしまえば、こんな論になっていないか?という疑問なわけです。

面白い話ですので、暇が出来たらもっと詳しく調べてみたいです。
ちゃんとしたデータがあるのを自分が知らないだけの可能性は「大」です。


兎にも角にもアミメアリはとっても不思議なくろがねありんこ、ということです。


唐突ですが

じゃあ(?)、飼ってみたいな

別に研究・実証してみたい、とかいうことではないのですが、流浪のくろがねありんこ「アミメアリ」の生活態を観察してみたい、と本当に唐突に思いついたわけです。

常に移動し、定住地を持たず、汚れたら引っ越していくアミメアリさんには多くの居住箇所と、それらが個別・容易に分離、洗浄できることが必須…と邪推。
と言うのもアミメアリの飼育記事を見つけることが出来ないのです…
あってもアントクアリウムに入れて「穴掘らないぞ?」とか…またはトビケさんがアミメにされていたり…残念ながら参考に出来るようなレベルのモノを「まだ」見つけられていません。

物事の基本は、仮定⇒実施⇒失敗⇒仮定⇒実施のループ!だ!
とりあえずやってみましょう。

といわけで完成品がコレ。

75式複蟻装置「網式」

製作費 約¥1,500

真上から
都合11個の透明ケースを繋げただけの単純構造。
中央3個のケースは餌場及び接続中継用。
アミメアリさん達には外郭8個のケースを住環境として行ったり来たりしてもらいたい、と期待。
もちろん外郭ケースはチューブ1本の接続しかないのですぐに取り外し(洗い)、取り付けできます。

外郭ケースには自作石膏板やメラミンで作った高層マンションを建設します。
詳細は機があればいずれ・・・
メラミン好きが、石膏好きか、または全く別の反応を見せるのか。
そこは試してみなければ分かりません。

飼育に失敗しても、分解してそれぞれのケースは餌場として使用出来るので安心です(リユース?)。
もう少し暖かくなったらば鹵獲に向かいます。
アミメアリは全てのワーカーが産卵するとはいえ、外勤ワーカーでは産卵の再開に時間がかかるそうで、飼育を想定した場合、アミメアリならば何でも捕まえれば良い、とはいかないようです。
また、コロニー規模が小さくなる(100匹前後)と繁殖効率が落ちるらしいので、できれば幼虫を抱えた状態で400~500匹程度の確保を目指します。


まだ見ぬ(野外観察でなら何度も見てますが)アミメアリの大群に思いを馳せつつ、今日は終幕。

2015年4月2日木曜日

最後の遠い一歩

年度末、年度始めと日中はぽかぽかお天気、日光浴日和です。
とは言え年度末・始めの悲しさ、仕事に追われて日中はまったく外に出れません。

花粉症の方々にとっては室内の方が天国のようですが、幸い自分はまだ発症していません。
となれば外に出れない辛さの方が先に立ちます…


いかにも日中は「春」といった感じの陽気なのですが、夜は寒い。
な・の・に
我が家は外が暖かくなってきたからと全館暖房止められてしまい、室内温度が14度ほどまで落ちました…
うーぬ…逆戻りではないですか
あと一歩、ですがその一歩が遥かに遠い…ぽかぽか陽気
くろがねありんこたちが体調を崩さないか心配です。


現況

そんなこんなで気温の変動がある我が家ですが、くろがねありんこ達の産卵が徐々に始まったり…止まったり…

○クロヤマアリ
写真が無いので3月頭のグスタフ女王陛下を…

クロヤマアリG【グスタフ】女王陛下、クロヤマアリZ【ゼノビア】女王陛下がそれぞれ1個の卵を産みました。
室温低下で産卵は止まってしまったようで、心配です。

クロヤマアリH【デア・グロッセ】女王陛下のコロニーでワーカーが一匹、死亡しました。
見た感じ一回り小さい個体なので、長女なのかもしれません。
今朝には数匹のワーカーからカジカジされていたのでその内バラバラに解体されてしまうでしょう。


○クロナガアリ
壊滅状態に陥ったクロナガアリコロニーにも卵第一号が!
復調への第一歩として、今年は持ち直してもらえるとうれしいものです。
食欲も少しづつ上がっているようなので、このまま産卵数が増えていくことを期待します。



ミールワーム導入

暖かくなってきた⇒肉餌求める⇒でも肉餌ないよ(・_・;)
というわけで購入したハニーワーム!…は気温が低いせいか蛹にもならず、バタバタ死んでいます(泣)
高かったのになぁ…
おまけに弱って活きが落ちたせいかわかりませんが。くろがねありんこたちの反応も悪く…

…うん…よし
ミールワームだ!

今時、ホームセンターがあれば取り扱っており、頑丈で、管理もしやすく、手間もかからない。
爬虫類や哺乳類の餌としてはリン含有量が高い、丸飲みしてしまうと腹を食い破って出てくる(本当か?)等々の問題があるそうですが、くろがねありんこには関係なし。
…リンの含有量が多いのは本当に影響ないのか?と少し疑問もありますが…
どんな栄養素でも「摂らなすぎ」「摂り過ぎ」が悪影響なのは言うまでもないでしょうから。

とりあえず、現状手に入る最善の昆虫餌としてミルワームをホームセンターより購入しました。
去年はビデオ用ケースで飼育して、結露がすごいわ、コナダニが大発生して酷い目に遭うわでミルワームプラントが廃棄に追い込まれたので、今年は完全密閉型、防ハエシート完備の飼育ケースを作成しました。
どん
裏面から見るとこんな感じ。
現状飼育用【ブラウ】と、成虫の産卵場にする用【ローザ】2ケース工作しました。

百均で買ったタッパーの蓋にホールソウで穴を開けました。
この為だけに、ミールワームと一緒にホールソウを新規購入しました。
安いもので7種セット?で550円ほど。
安モノでもタッパーのフタ開け程度ならば十分です。(マダゴッキーの飼育ケースにもこれで通気口開けた方が通気が良くなりそうなのでその内工作します。)

【ブラウ】が穴5つ、【ローザ】が穴3つ。
ミールワーム成虫は多少臭いがきついので、成虫用のケースは換気口を少なめにしました。
ホールソウで穴を開けた上に大きめのコバエシートを載せ、穴の端部は内部側から、さらにシートの端は外側から、ホットボンドで完全に塞ぎました。
二重シャットアウトのタッパー、これならば通気は確保した上で、コナダニも入る隙は無いはず!…と信じたい…

ミールワームもそんなに食欲はなさそうなので、ビール酵母を混ぜたふすまに突っ込んでしばらく放置です。


くろがねありんこたちに久々にあげたらすこぶる反応はいいです(^^)
どんどん食べてどんどん育て!目指せ大コロニー創設!
しかし…久々に市販のワームを見てしまうと自己繁殖してたのとサイズの違いには愕然となりますね…ってただ成長途中なだけなのですよね?



どうでもいいこと


ちょっといいカメラ買ってしまいました。
アウトレット品とのことでしたが、お陰で少しお安く購入できました。
明日届くはず…いい歳こいてワクワクしてます。
くろがねありんこ達のもっと鮮明で綺麗な写真が撮れるようになるはず…

これもまた、いい歳こいて待ちきれない想いに眠れない予感←ええぇぇ?
…終幕します。

2015年3月15日日曜日

餌場作成


今日もいい天気です。
部屋の一斉掃除しました。

くろがねありんこ達には、振動やら騒音やらはた迷惑だったでしょうが(^_^;)

クロヤマアリB【ブルーノ】女王陛下に、昨日夜、卵を確認しましたが、今日になって確認してみるとどこにも見当たりませんでした…
掃除の騒音からくるストレスで食べてしまったのでしょうか…
それとも見間違い?


餌場新調~74式餌場12型~


クロヤマアリの餌場を新調しました。
74式餌場12型×8個

以前の74式蟻装置21型シリーズは優秀ですが、餌場間のチューブが短すぎるせいか、蓋の開閉だけでくろがねありんこ達が大騒ぎしていました。
というわけで、74式餌場を作成、追加。

プリンカップの底が少し高い為、こんな感じで8mmと6mmのチューブを使い、段差を解消。
チューブの密着性が高いので、接着剤は不要です。
実際はもう少し餌場側のチューブを長くしました。
カップの底ぎりぎりに穴を開けるので、メラミンでの高さ調整は不要です。

この餌場に交換してからは、空気の出入りが減ったのか、クロヤマアリ達は餌場のフタを開け閉めしても騒がなくなりました。
これでまた少し、ストレスが減ってくれればと思います。
正直スペース的には無駄が多いカモ…

餌場の新調なったクロヤマアリ群の写真を載せて、今日は終幕。


2015年3月9日月曜日

3月6日 飼育ケース作成②

十五試蟻装置が遂に完成しました!!
…いえ、じつはまだ完成はしてないのですが…


75式複蟻装置11型


75式『単』蟻装置とは違い、当初からある程度成熟したコロニーの飼育を目的とした75式『複』蟻装置。
百均のクリアケースを使った型抜きで製作(製作時と使用時ではケースのかぶせ方が逆になる)。
型枠俯瞰図

横から。巣の深さは写真のとおりとなる。

ネットでよく見かける蟻飼育ケースの作成方式とは表裏が逆の上、巣は掘るのではなく型を使って抜く点が大きく違う。
…等々くわしくはまた後日(気が向けば)。

背面はむき出しの状態の為、ここからカビが発生しないかが心配だが、水分補給はここから楽に行えそうだと夢想している。
はたしてどうだろうか?


型抜きの為に剥離剤(石鹸)を用いている為、「洗い」の作業を念入りに行う。
型抜き直後にも一通り洗ったのではあるが、念には念を入れる。
ひとまず1週間は乾燥させ、その後、数回に分けて徹底的に洗う。

ここまですると掘った方が早い気もするが、モノは試し、ひとまず今回作成した3個を飼育に使えるようにしたい。
「洗い」の作業が終われば、側面に接続兼脱落防止用チューブを差し込む為の穴を開けて完成だ。
近くで見ると

意外と荒い

今日は最期にキイロシリアゲアリ「金剛」女王陛下群の写真を載せて終幕。
春よ来い、早く来い。
本当に、きれいだと思う。


2015年3月8日日曜日

3月6日 飼育ケース作成①

日に日に暖かく…なった気はそんなにしませんが
天気は雨の頻度が格段に多くなり、積雪も目に見えて消えてきました。

春近し

新年度のくろがねありんこ飼育に向け、この土日は飼育ケース、新式蟻装置の作成を行いました。
auのINFOBAR A01と大きさを比較



74式蟻装置32型


31型からの変更点は

壱.石膏埋め込み式の給水用チューブを、フタを貫通して設置。
弐.底面(内)にメラミンスポンジ設置。
参.餌場接続用のチューブを6mmにグレードダウン。


以上3点。
プリンカップにメラミンを設置した餌場(改名『74式餌場11型』)と併用して使用予定。
32型は以前も述べたとおり、観察のしやすさを捨てた。
これでも一番内部が見やすいタッパーを選んではいるのだが、いかんせんこれが限界だ。
タッパーが1個25円、チューブ単価が1m70円としてもせいぜい10センチ程度しか使わないので実質7円、石膏も32型1個で20円程度分しか使用しない。
他メラミンやチューブの栓用に作成する4~6mmチューブと接着剤等あるが、単純に考えて製作費は60円程度。
(工作用の電動ドリル等の経費は無視)
50円玉1枚分、とはいかなかったが、兎に角安価かつ製作が容易なのが74式32型の強み。
大型種は後述の75式単11形に譲り、中~小型種にターゲットを絞ってチューブの径は小さくした。


75式単蟻装置11甲型、11乙型

11甲型

11乙型
74式32型の構造を引き継いだ75式単蟻装置11型の甲、乙。
「単」は姫蟻、コロニー創設の飼育を目的としていることを示す。
74式32型の角型から円形になり、内容積がさらに減少。
使用する石膏が減り、狭い分だけ、くろがねありんこ達も安心できるのではないだろうか?

11甲型は土中営巣種を想定。
11乙型は接続拡大用だった74式21乙型とは性格が違い、枯木や竹内に営巣する種を想定。
11甲型に一本加えたチューブに、さらに個体の大きさに合わせたチューブを接続する構想。
中央のタッパーは単に水分保持の場になる。
場所の選択に幅を持たせればと考えて作成したが、実際どの程度効果があるか…


75式単蟻装置21型


構造、構想共に上記の蟻装置と変わりない。
ただ視認性、観察のし易さは格段にこちらが上だ。
ただし外殻のケース単価が1個50円と高い、とは言え個の透明度、サイズの最適さはそれを補って有り余るものはある。
原材料のままだと蓋が緩く、不安があったが、給水用のチューブが蓋を固定する役目も果たし、密閉度は十分だ。
給水時の水分の均等な拡散を考えて中央に給水チューブを設置したが、飼育を行ってみて変更する必要はありそうだ。





といったところで本日第一弾は終幕。
つづく。

2015年3月1日日曜日

飼育ケース変遷 参

現在までの飼育ケースの変遷 その参


飼育ケースの変遷 その参です。


74式蟻装置31型


21型での欠点、トビケ類による給水口からの逃亡防止の機能を兼ね備えることが大前提。
アメイロケアリやクロクサアリ飼育の為に、多くのトビイロケアリを飼育したいと思い、製作の簡易化及び安価であることを目指した「トビイロケアリ飼育用」蟻装置です。
100均の4個1組の小型タッパーを使用(観察のし易さは捨てました。)
極力多くの石膏を入れ(乾燥を遅らせる為)、上部に入口(内径8mmチューブ)を設置。
…と言いつつ、給水口からの逃亡防止を意識しすぎて給水口をつけ忘れたという問題作。
石膏しか中に入れておらず、容器も不透明の為、乾燥具合がまるで解りません。
水分補給はタッパーのフタを開けて行っています。
トビイロケアリ達は平面的にしか逃げ回らないので助かっていますが、数が増えてもこの方法が続けられるのか…
ただし密閉性が高いせいかほとんど乾燥はせず、2ヶ月程度は持つようです。

飼育ケース変遷 弐

現在までの飼育ケースの変遷 その弐

飼育ケースの変遷その弐です。

蟻室式蟻装置改

※蟻装置が現在全て使用中で、過去に撮ったカワラケ同居時の写真しかありませんが…

AntRoom様より蟻を購入した際、付いてきた飼育ケースです。(総配備数4)
石膏だけだと乾燥具合が分からない&蓋に給水口が無い為、蓋には穴を開け、メラミンスポンジを追加しました。
スタンダードに安定している感じがします。
観察するにもケースが非常にクリアで見やすいです。
水分補給の方法が確立できれば五つ星でしょうか。
ただし、姫蟻スタート時には少し広すぎる気がします。
クロナガアリやキイシゲ達は餌場をつけてもこの飼育ケース内にゴミ捨て場を作ってしまい、一時そこがカビて大変でした。
ですのでツヴィリンク(リュウキュウアメイロアリ)達は到着してすぐに後述の74式21型に移住してもらいました。
飼育くろがねありんこが増えてきたら輸入ではなく国産(自作)に切り替えていきたいものです。


74式蟻装置21型

 この21型が現在の蟻飼育の主力。
従来の74式に変わりチューブの内径を8mmに抑え(これでもなんとかクロオオアリの女王も通過できます。)
蟻室式と外殻はサイズが違うだけでおそらく同一です。(蟻室式の半分程度の大きさ)
内装は3分の1がメラミンスポンジ、残りの底面に石膏が敷いてあります。
あくまで水分保持はメラミンで、余剰水を石膏が吸収するようにと考えました。
蓋はメラミン上方に穴をあけており、この部分からスポイトを使って水を供給します。(給気口も兼ねてくれればと妄想)
姫蟻用には空間が狭く、メラミンを見れば水分状態も容易に分かる、と自己満足しております。
欠点としては

・11型に比べ原材料費が少しお高い(外殻が1個約80円程度)
 ↑性能を比べれば十分許容範囲ではあるのですが
・くろがねありんこ達は給水口から流れる空気を感じるのか、メラミンスポンジをかじって脱出路を作ってしまう。
 ↑クロヤマアリ以上の大きさの種類ならばワーカーも逃げはしないのですが、給水時にメラミンが水を吸いにくくなって困ります。


飼育ケース変遷 壱

現在までの飼育ケースの変遷


昨シーズン中に作成・使用した飼育ケースの変遷になります。

皇紀2674年制式 74式蟻装置シリーズです。(某有名蟻飼育装置をまねております。)



○十四試蟻装置

















クロオオアリの女王を捕まえたその翌日、緊急で作成したモノ。
百均の工具入れを購入
仕切りに穴をあけ、通路を確保。
2部屋にはスポンジを入れ、湿気保持としました。
…が、多大な欠点が

・空間が広すぎて新規女王アリには落ち着ける空間ではない。
・初期はスポンジが食器洗い用のものであり、保水力が無いに等しい。(後にメラミンに変更)
・開閉の度に大きな振動が発生する為、女王アリにもストレスが。
・容器の透明度が想像より低く、観察に不向き。
・各所に隙間があり、トビイロケアリ級の種では容易に脱走される。

上記のように維持管理だけでくろがねありんこにストレスを与えるようなものだった。
後に後期型の蟻装置に移転。


2014年8月3日日曜日

クサアリモドキ産卵

ひたすら暑い日々が続いております。


ここ最近はまとまった雨もなく、くろがねありんこたちの飛行日の特定がなかなか難しくなっています。
ふと、外を歩いてみて、運良く見つけられるか、否か。
そんな日々を過ごしています。


本題

今日、クサアリモドキB(海龍)の産卵を確認しました。
寄生種にて初めての産卵確認です。

アメイロケアリ、そしてもう1杯のクサアリモドキA(蛟龍)にも頑張ってもらいたいものです。


海龍(クサアリモドキB)暦

7月12日 
・自宅の壁を歩いていた個体を偶然発見。寄生用に飼育していたトビイロケアリの無女王群へ投入。
7月13日
・共存を確認。しかし、共存というよりは同居という状態。
7月20日(一週間経過)
・同居は変わらず。栄養交換も見られず、生存はしているが腹部は小さい。
7月23日
・無女王トビケワーカーが大量に死に始める。猛暑の影響?
7月27日
・トビイロケアリの繭の採取に成功。導入。
7月28日
・繭導入用の落葉内に移住。この際に引越。

↑餌昆虫用のワラジムシの餌にする落葉集めの最中に、このように二つに折りたたまった落葉(クリ)の中にトビイロケアリの繭室があるのを見つけ、持ち帰りました。
別途、アメイロケアリ用とクサアリモドキ用の繭を取り出した後、残りの繭を元の落葉ごと無女王群に与え、繭を運び出すだろうと見ていましたが・・・
(数日前から謎の大量死が始まっていましたが)生き残っていたワーカーと海龍が逆に落ち葉の中に移住しました。
ちょうど良かったので写真のように新居に移住させました。

と、このような経緯です。

飼育ケースについて

百均のケースの淵にサラダ油を塗り、保湿用のメラミンスポンジと、餌皿を入れています。
本来は餌場用に製作したケースなのですが、このサイズの落葉をそのまま入れられる大きさの飼育ケースは準備していなかったため、急遽出撃となりました。
右手前に見えるように内径8mmのチューブを接続してあります。(この径だとクロオオアリの女王でも通れますので・・・)

話は戻って

それで落葉の中に住んでいるものだろうと思って、メラミンの水分は見つつ、落葉も過乾燥にならないよう、少しづつ水を垂らしてやったりしていたのですが…
今日気付きました。




















メラミンスポンジとケースの間に移住してるよ…


やはりメラミンの水分である程度保湿されている空間とは言え、一枚の落葉では保湿も何もなかったのでしょう。
より快適な湿度の環境に移住したということでしょうか。
しかし海龍は一週間程度見えなくなってから随分とお腹が大きくなりました。
で、その中に白い塊…それに集まるワーカー…
これは…


卵です!!!

写真中の色の薄いワーカーは羽化したてだからと思われます。

今はすべてトビケワーカーですがこれが全てクサアリモドキに変わるのでしょうか?
そこまでうまく育ってほしいものです。
「くろがねありんこ」の名前にふさわしい黒光りする体を持つクサアリモドキ、彼女らのこれからの健勝を祈りつつ…まぁ私の管理次第なのでしょうが

今日は終幕。