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2015年6月19日金曜日

キイシリ&リュウキュウアメイロ食事風景。

今日も過ごしやすい日になりましたが
くろがねありんこ達の飛行日には全くの不向き。
しばらくこういう日は続きそうですが、なんとも残念なことです。

いや
逆にこれで爆発的に飛んでくれるでしょうか?

多少涼しげでも、山形ではエンマコオロギの幼虫(幼生?)がちょうど良い大きさに育ってきました。
くろがねありんこ達の希少な餌となっています。
農薬も除草剤も、我が家の管理する森林内・敷地内での採取だからあまり心配はしていませんが万が一ということがある…という心配はしても始まりません。

キイロシリアゲアリ【金剛】

後続の幼虫が居ないかと思っていたらいつの間にか育ってました。
相変わらずコロニー規模は(飼い主の不世話が原因で)小さいのですが、後続は続々育っています。

みんなで囲んで

かじかじかじかじかじ
あくまでも私の観察の範囲でですが、キイロシリアゲアリはタンパク餌を与えても幼虫に直接与えることはしていません。
必ずこのようにワーカーが寄ってたかって分解するようです。
クサアリモドキ【海龍】コロニーのワーカー、もといトビイロケアリワーカーは幼虫の小さい大きいにかかわらず、結構ドカッとそのまま餌を幼虫の上に乗せているのですが…
これも種の違いなのでしょう…か?
メイプル+黒糖+乾燥赤虫。キイシリさんはお腹のボンレス化が分かりにくいですね。
写真では分かりずらいのですが。メイプル(+黒糖)の液の上には乾燥赤虫の粉末がまぶしてあります。
ワーカーの反応は多少鈍るのですが、粉末が水滴の表面にくっついていることで、表面張力が発生しない(のかな?)ので、溺れるワーカーはほとんどいません。
たまに餌場の天井を歩いていて蜜餌のど真ん中に落ちるおバカさんもいますが…


リュウキュウアメイロアリ【ツヴィリンク】


存外増えないワーカー数

結局リュウキュウアメイロアリは多雌なのか?
単雌がたまたま仲よくしているだけなのか…
分けなくては分けなくてはと思いつつも、あの小ささを見ているとやる気が…
こちらも集まって

(別の餌)かじかじ
リュウキュウアメイロアリは乾燥赤虫の粉末をよく食べてくれているので助かりますが、逆に幼虫に対してどういう給餌をしているのかはよく分かりません…
今日コオロギの足を与えたところ、カジカジしているようでした。
と言ってもこの程度のカジカジはトビイロケアリワーカーもしていました。
リュウキュウアメイロアリの本質はいかに?
ちうちう…お腹大丈夫か!?
メイプル(+黒糖)の与え方はキイロシリアゲアリと一緒、乾燥赤虫の粉末コーティング。(コーティングとか言っても滴の上から軽く振りかけているだけです。)
この処理をしないと小さいくろがねありんこですから、本当にすぐ溺れます。
ただ…自然死した個体をゴミとしてメイプルに捨てている可能性もありますので一概には言えないような気もするのですが…
栄養交換~
こんな…餌皿の縁、メイプルから2センチも離れていません。
餌を知らせる簡易なものではなく、長々と本格的な栄養交換でした。
もらっている側がよっぽど要領が悪いに違いない(そんなわけない)。


飼っている側の人間である私はせめて要領よく、くろがねありんこ達の世話をしなくてはいけませんね。
がんばろう。
終幕!

2015年6月12日金曜日

ベビーラッシュ!(ちと違うが…)

冬が終わり、本格的なくろがねありんこの活動再開から約1ヶ月半…といったところでしょうか?
なんにせよ
羽化続々、そんなくろがねありんこ達を今日は載せます。

キイロシリアゲアリ

キイロシリアゲアリ【金剛】Q3コロニー。
だいぶ前から羽化ラッシュは始まっていました。
越冬幼虫蛹組、そろそろ最終組も羽化に入ります。
色が薄くとも、働いているワーカーもいますね。

ぱっと見…蛹と羽化個体、どちらなのかわからない…(修行不足?)
産卵は続いていますが、大きな幼虫は見えず…その為これらが羽化してしまえば後続はすっからかんです。
コロニーとして軌道に乗るにはもうワンステップ必要なのかもしれません。

クロヤマアリ

こちら新種のシロクロヤマアリ、通称パンダアリです(嘘)。
※この設定はフィクションであり、実在の生物、学問、一般知識とは一切関わりありません。
 こんなに綺麗な白なんですね…クロヤマアリE【エミール】女王陛下の新ワーカーです。
生まれたばかりの個体をタイミングよく見れたのは初めてです。
お姉ちゃん達と一緒に
と言うか、ここまで白いと羽化前に蛹が茶色っぽくなってくるのは一体何なんだ?と言いたくもなりますが…
蛹の殻が茶色くなっているってことなんでしょうか?ねぇ?

リュウキュウアメイロアリ

リュウキュウアメイロアリ【ツヴィリンク】コロニー。
ああ…そろそろ女王陛下を分けないとまずいかな…
大分色づいてますが…

羽化直後個体を見たことが…ありません…
というかやはり小さすぎますよね…アメイロアリさんわ。
画面真ん中、羽化直後個体だと思うんですが…
最近飼育ケースの天井が汚れてきたせいかいまいち良い写真が撮れません。
掃除も兼ねて…引越しが必要か…

クサアリモドキ

言うまでもなく、クサアリモドキ【海龍】女王陛下コロニー。
うーぬ…クサアリモドキのワーカーが増えている気がしないんですよね…
これだけ繭があれば増えてもいいんじゃないかなぁ…
と云った感じの日が続いていましたが、ここ数日、ちらほら、羽化個体を見かけるようになりました。

ちゃんとトビケワーカーからグルーミングを受けてます。
この調子でクサアリモドキコロニーがちゃんと成立してほしいです、切実に…
完全に色づいていないのに、いっちょまえに働いているワーカーもいます。
数多くの骸を礎に成り立ったクサアリモドキ【海龍】コロニー、その犠牲に報いて欲しいです。
…世話をするのは私なんですけども…



卵や幼虫の存在・成長はコロニー増大の『可能性』ではありますが、やはり『即・実戦力』ではありません。
『即・実戦力』であるワーカーの誕生はやはり、そのままコロニーの力の増大に繋がります。
そんなワーカー達の誕生、見ていて楽しいですね。

しかし…お母様のお尻はそんなにいいかね?
今日の最後は『即・実戦力』ではなくとも、やはり大事な『可能性』、クサアリモドキ【海龍】女王陛下、卵塊達を載せて、終幕。

2015年3月29日日曜日

とびいろけあり

一旦寒くなったのかと思えば今度は気温10度超えの陽気。

最近の気候はどうもおかしい…と個人的には感じてしまいますが
気象学的にはあくまでもイレギュラーの範囲内なのかもしれません。
その辺は専門家ではないので分かりませんね。

飼育観察


○クロヤマアリE【エミール】女王陛下におそらく二齢幼虫が2匹、一齢幼虫が2匹。
驚きましたが、卵を確認してからの日数を考えれば当然ですよね…
エミール女王陛下は比較的低温に強い遺伝子系統なのでしょうか?
他の女王陛下の産卵状況、卵の状態には変化なし。

○キイロシリアゲアリ【金剛】に今年初蛹を確認。
産卵も再開してそろそろかと思っていましたが、ようやくです。
やはり少し気温が低いのか?
産卵再開に伴って女王陛下達のお腹もパンパンになってきました。

○クサアリモドキ【海龍】女王陛下
先日産卵を開始していましたが、昨日から産卵量が増えた様子。
卵塊を確認。
クサアリモドキの卵は幼虫と比べて真っ白なので良く見えます。

リュウキュウアメイロアリ

ふと、気付きました。
今更なんですが、気付きました。
あれ?アメイロアリって単雌じゃなかったっけ?
ネットが万能のように謳われる現代となっても、蟻のこととなるとそうはいきません。
が、可能な限り調べましたらばやはり「アメイロアリは単雌」との記述が

我が家のリュウキュウアメイロアリ「ツヴィリンク」コロニーは多雌、女王陛下が2杯。
AntRoom様より購入していたので、何も疑問を持たずアメイロアリは多雌なんだな、と受け入れていましたが…
あれ?
考えられること
①単純に「アメイロアリは単雌」であるが「リュウキュウアメイロアリは多雌である。」だった。
②「トビイロケアリ」のように単雌とされていても、多雌創生を行う種類である。【後に淘汰?】
③「クロヤマアリ」のように、地域によって単・多、コロニーの編成が違う。

う~…なんにせよ現状が平和なのでヨシとしますが、やはり女王陛下の分離は行った方がよさそうです。


本題 トビイロケアリ

平成26年度当初は朽木内から採取した無女王群を飼育していました。
単に女王の鹵獲を求めた結果、失敗しただけのことだったのですが…

後に灯火採集で鹵獲出来たアメイロケアリ、クサアリモドキ等の宿主として適宜活用することができました。(ほぼ全滅、失敗でしたが…)
しかしやはり無女王群では寄生種のホストとして不便が…

・寄生種への供与や寿命等でだんだんと数が減っていく。
・幼虫や繭も一ヵ月ほどで無くなって(成長しきって)しまう(当然ですが)

等々…女王アリが居ない状態のコロニーなのですから当然なのですが…
前置きが長くなりましたが、とすればやはり自前でトビイロケアリのコロニーが欲しい、というのが発起でした。


クロヤマアリ並みの乱獲を目指していたのですが…
7月15日~7月21日の間にわずか5杯だけしか捕獲できず、しかもそのうち1杯は産卵もしないまま冬に…
ちなみに無女王群は(以前も書きましたが)ある時から謎の大量死が始まり、僅かな生き残りは現在のクサアリモドキ【海龍】女王陛下と共に旧巣を脱出、寄生種のホストとしての能力は完全に失いました。

頭の中では大量のトビイロケアリ一年コロニーを作成して、今年アメイロケアリ(クサアリモドキ)の直接寄生を狙うつもりでした。
トビケの新女王陛下には少し申し訳ないですが、より自然条件に近い寄生ということで、アメケ女王陛下がトビケ女王陛下を殺すことを前提にしていました。

が、実際には

たった4杯のトビケ女王陛下…アメケ女王がトビケ女王を殺した後でワーカーにいびり殺されでもしたら目も当てられません。
トビケの供給源ナシ、寄生も失敗では後が続きません。
アメイロケアリ以外のクサアリ亜属、トビケ女王を即殺さないクサアリモドキや(ホストが違いますが)クロクサアリ等であれば1~2杯試してみてもいいかもしれませんが、ひとまず今年はこの4杯のコロニーを大事に育てていきたいと思います。
飼育状況

トビイロケアリEも今年になって産卵を開始したので健やかな成長を…うぬー…生まれてくるのが雄アリじゃないといいな…



というわけで現況。
トビイロケアリA,Bにおいて女王陛下がボンレスハム状態です。(C,Dは見た目変化なし)
トビイロケアリB

といっても産卵はしていないような…気はしますが、写真のとおり、不透明なケースの為、見えません。
水分補給の為、蓋を開けるのでその時に見てみましたが、見つけられませんでした。
しかし…逃げ惑う時もお腹を引きずりながらよちよち歩いている姿はなんとも愛らしく…ああ…寄生種の為に殺すのがためらわれます…(偽善者ですな)
やはりコロニーを育て上げ、ワーカーと繭のみを拝借する…か…


ボンレスハム状態は画像では何回も見ていましたが、いざ目の当たりにすると本当にはち切れるんじゃないかと不安になります(^_^;)
こういう驚きがあるから、やっぱり画面越しではなく、直接見てみたい、自分で体験してみたい、そんな風に思います。



今日は(も)長々と書きました。
締めの言葉も無しに、今日は終幕。

2015年3月24日火曜日

りゅうきゅうあめいろあり

一気に寒くなりました…
くろがねありんこ飼育ケースにも少し結露が…

室温も少し下がりまして、我が家の生き物たちは挙って動きが鈍りました。


リュウキュウアメイロアリ

AntRoom様より購入したリュウキュウアメイロアリ。
単体での販売だったのですが、ペアで同居している個体を頂けることとなりまして、女王陛下2杯の【ツヴィリンク】コロニーとして発展中です。
7月5日、我が家に到着。

沖縄在住のこのアメイロアリ、なぜ買ったのか…今となっては覚えていませんが…
とってもきれいな飴色です。
購入した際に、幼虫が10匹、ワーカーが25匹ほどすでに同居していました。
卵は見当たりませんでしたが…

購入から2週間後には卵塊を確認、おそらく購入後数日で産卵を開始していたモノと思われます。
7月23日には最初の幼虫が裸繭になり始めました。

冬に入る前にワーカーが100匹ほどになりました。
幼虫は数匹のみ…というコロニー状態で越冬開始。


ただ、以前にも書きましたが室温18度程度の我が家でも二月下旬には既に産卵を再開していました。
3月初頭ですでにこの卵の数
暖かい地方のくろがねありんこ達は、冬のある程度の低温の中でも活動しているのでしょうか?
この辺は何とも分かりません。
産卵して元気そうなのは良いのですが、どうも片方の女王陛下のお腹は小さいまま…
現在の状況、少し卵が増えました。そして上の女王陛下だけ、お腹がボンレス気味です。
下の女王陛下はお腹が小さいまま、上の女王陛下のお腹は膨れて所謂ボンレスハムに近づいています。
購入当初の写真を見る限り個体差は無かったように見えたのですが…
女王蟻の『淘汰』の前兆でなければ良いのですが…

キイロシリアゲアリのような多頭創生するくろがねありんこは、後に女王蟻が淘汰され、結局一匹になるという。
片やトビイロシワアリのように多頭女王制を維持し続ける種もあるそうで。

アメイロアリがどういうコロニー形成を辿るのか、残念ながらまだ調べられていないですが、今少しコロニーが成長したら女王陛下を分割すべきかと、迷っています。

山形県…と言うより本州では手に入らない貴重なくろがねありんこ。
大事に育てていきたいです。





春への歩みが少し弱まった今日、でもすぐそこまで来ている春に思いを巡らせつつ(いい加減春春しつこいかな…)、今日は終幕。

2015年3月14日土曜日

寒気去って

休日に入りまして、今日は晴天。
車の中だと暑いくらいの陽気でございました。

とは言え外はまだまだ寒い…でもこれでまた春への歩みが始まった気がします。


春一番、もっとも早い飛行はクロナガアリでしょうか
ちなみに、我が家の周辺ではクロナガアリを見たことがありません。
姫蟻の飛行も遭遇したことが無く…気付いてないだけなのか、もともとこの地域にはいないのか…
昨年はAntRoom様より購入しましたが、今年はできれば自力で捕獲してみたいものです。


日差しが暖かいと我が家の暖房も効率が上がるのか、2度ほど室温も上がります。
マダガスカルコックローチ達も今日からまた繁殖活動を再開したようで、やはりほんの1~2度の差がマダゴキ達に影響を与えていたようです。
くろがねありんこ達も、少し活発になりました。
生物を飼育する上で、微妙な差異が大きな影響を与えることがあるものだとまたひとつ勉強になりました。


ハニーワーム購入

※ちょっと閲覧注意?※
つい昨日、活き餌ファクトリー様よりハニーワームを購入しました。
家のにゃんこたちも興味津々です。

先週の暖かい日が続いたころ、キイロシリアゲアリ、リュウキュウアメイロアリ、クサアリモドキ(トビイロケアリ)等々(あ、トビイロシワアリ忘れてた)、幼虫持ちコロニーの活動が活発になり始め、そろそろ動物性たんぱく質の補給を…と思ったのです…が

・昆虫ゼリー(高タンパク!)⇒食いつきが悪い(添加物が臭いのかな…)orz
・乾燥赤虫(粉末)⇒反応が良いのがリュウキュウアメイロアリのみ(わかっちゃいたけど)orz
・カツオ節(粉末をメイプルに)⇒くろがねありんこ達総シカト(海の幸はお嫌いかい?)orz
・ワラジムシ⇒食いつきいいけど…殻ばかりで喰うところが少ない気が…&トビケには無視されるorz
・デュビア・マダゴキ⇒最適(大きさ)個体がまだいないorz
・野外採取の昆虫…なんて居ない…そして春はまだ遠い…

そんなこんなで手持ちの動物質餌達が全滅した中で、以前食いつきが良く、また春からの成長にガッツを付ける為、高栄養の餌「ハニーワーム」の購入を決めました。
正直…高いです。
そもそも爬虫類用の餌ですし、たかが蟻にそんなものを…と言われてもまぁ仕方ないですが(-_-;)


無選別50匹+LLサイズ40匹を注文、オマケでMサイズ15匹が付いてきました。
以前は冷凍蛹を頂きましたし、活き餌ファクトリー様にはいつも素敵なオマケを付けてもらえます。

まさに『ぶりっぷり』のワーム達(LLサイズ)
他のサイトでハニーワームの画像を見ますが、それと比較してもあきらかに『ぷりっぷり』度が違います。
無選別ワームは餌用に、LLサイズワームはまた性懲りもなく(←おい)自己繁殖に用いようかと思ってます。

とは言え…見事に育てられ過ぎていて、我が家のくろがねありんこのコロニー規模では無選別の最小個体でも少し大きすぎました(^_^;)


寒波でくろがねありんこ達の食欲も少し減退気味でしたが、今日の晴天で少し食欲が戻ったようです。
クサアリモドキ【海龍】(トビケ)コロニーも与えてから二日間、何の反応も示しませんでしたが、今日になって飼育ケースの中に引っ張り込んでました。
チューチュー吸っている…のでしょうか?

74式21型が餌解体&ゴミ捨て場、蟻室式改が育児室のようです。
うーん…引っ張り込んで食欲旺盛なのは良いのですが…
これ、ちゃんと食べきるのか…
残されたら栄養豊富なだけ、カビがすごいことになりそうですね…
うう…


食事中なので顔が少しブレ気味
ぷりぷりワームはあらゆる動物に大好評。
おすそ分けを楽しむジャンガリアンの写真を載せて、今日は終幕。

2015年3月11日水曜日

とびいろしわあり


冬は本当につまらないものです。
くろがねありんこ達にも何も動きがありません。

とは言え、つい先日は大分暖かくなってきて春近し…かと思えば全国的に寒波が再襲来。
山形県もようやく消え始めていた残雪に、新しい雪が降り積もっています。


クロヤマアリ、キイロシリアゲアリで産卵が始まっていましたが、なんだかこの寒波でまた鈍くなったような…(ちなみに我が家、高断熱高気密・全館暖房…といっても常温18度程度ですので、くろがねありんこ達が元気に繁殖するまでは至りません。)
マダガスカルコックローチも二匹死んでしまいましたが、この寒さのせいでしょうか?

などと言う中で

リュウキュウアメイロアリ【ツヴィリンク】達はだんだん産卵数が増えているような…
沖縄県在住の種のはずですが…ある程度低温域でも活動が活発な?様です。


トビイロシワアリ

日本の最普通種…と何かに書いてあった気がしますが、気にして見ないと意外と気づかない大きさではあります。

現在3コロニーを飼育しています。
自然界のコロニーを採取したモノが1、新女王から開始したモノが2。

TF1 2014.8.4 捕獲から約半月後

『TF1」の女王陛下3杯のコロニーは、雨上がりに我が家の畑を見回っていて見つけました。
『へ~こんな近くにトビイロシワアリのコロニーがあったんだ…』と巣口を覗き込むと女王陛下が顔を出していました。
(以前も書きましたが)畑が浸水して避難してきたのでしょうか?
スコップで掘り返してみると、地表面に3杯、スコップ一刺し分の深さのところにもう1杯の女王様が。
前はワーカー20匹と書いていますが、後で数えなおして30匹ほどのワーカーを確認しました。

捕獲2日後、女王陛下が1杯、お亡くなりになりましたが…
捕獲から4日後、7月17日に産卵を確認。
産卵確認から11日後、8月2日に幼虫を確認したと記録にはありますが、8月4日(上)の写真を見る限り、それよりずっと前に孵ってはいそうです。


非常に良く増えます。コロニーを捕獲出来たからというのが大きいのかもしれませんが…

・お気に入りの餌には土なりゴミなり、兎に角かぶせて隠そうとします。(餌場の掃除が楽でいい)
・ちょっとの振動、餌場のフタの開け閉めで、天地がひっくり返ったかのような大騒ぎ。他のくろがねありんこに比べても敏感な気がする。
・餌の好き嫌いは激しい…気がする。クチキバエ、昆虫ゼリー、バッタ、乾燥赤虫、カツオブシ、全く見向きもしません。ゴミもかぶせません。メイプルに混ぜんじゃねぇよと怒られてしまいます(妄想)。その割に良く増えているので、しぶしぶ摂取はしているのかな?
・幼虫はチューブのなかに集めるかメラミンスポンジの壁に貼り付けて?いる。貼り付けているのか幼虫が自ら張り付いているのは不明だが、兎に角垂直な壁に幼虫たちが張り付いている。

現状はこんな感じ
くろがねありんこ総覧に載せた数は本当にテキトーですね…
ワーカー60以上はいるように見えます。
チューブ派一党
メラミン派とチューブ派がいるようで、チューブ派のせいで新しい蟻装置が接続できずにいます…
メラミン派一党。女王陛下は行ったり来たりしてるようです。
しかし本当に幼虫たちはどうやって絶壁に居られるのでしょうか…
もちろん完璧な垂直ではないのですが、不思議です。


他の2コロニー

TF2は灯火巡りの最中に4杯のトビイロシワアリ姫を見つけ、多雌ならばと同じケース内でしいくしてみました…が
悲しい結果になりました。
殺しに殺しあい、1杯の女王陛下を残してワーカーも幼虫も居なくなってしまいました…
残り1杯、幸運なのか残忍なのか分かりませんが、女王陛下ただ一人で越冬中です。

Aコロニーは8月20日に灯火で姫を捕獲。
彼女しか捕獲できなかったのとそのころ既にTF2が破滅に向かっていた苦い経験から単独での飼育を決めました。
一ヵ月以上産卵しなかったので、未交尾個体だったのか、もしくは単独でのコロニー創設はしないのかと諦めたころ、産卵しました。
ワーカー3匹の小世帯ではあるものの、4匹(それ以上かも?)の幼虫と数個の卵と一緒に越冬中です。
ピンボケ…

うう…ピンボケ…


小さいながらも順調?なトビイロシワアリAコロニーの写真で、今日は終幕。

2014年8月1日金曜日

8月のくろがねありんこ

8月です。


広島・長崎の原爆記念日、そして終戦記念日。
そして何よりも暑い8月がやってまいりました。


ハリブトシリアゲアリやアズマオオズアリらの飛行もぼちぼち始まるでしょうか。
熱い夏になりそうです。


と、ばかりも言っていられません。

暑さのせいでしょうか…
くろがねありんこ達にちらほら死亡個体が見られるようになりましたが…

我が家は高断熱高気密が売り、とか?
外の世界が32℃程度の気温で、窓とカーテンを閉め切り、南東に面した私の部屋で大体室温が28℃程度です。
くろがねありんこ達の飼育環境上限気温ですね…
とはいえくろがねありんこたちの為にとエアコンを日中稼働させて仕事に行く…とまでは経済状況が許しません。
悩ましいです…
できればなんとかこのままで…




7月を振り返って

夜の灯火巡り

自宅から自転車で巡れる3~4箇所の街頭下をポイントに決めて巡回していますが、7月巡回時にはカワラケアリが飛んでいました。(河川敷がすぐそばにあるからでしょうか?)
それと頻繁に見られたのはアメイロケアリ、クサアリモドキ、また少数ですがクロクサアリ、トビイロケアリ等、カワラケと同様のケアリ類が多く見られましたが、月末は下火気味でした。
しかし…落翅したアメイロケアリが灯火に集まっていましたが…トビケの巣を探しに行かなくて良いのでしょうかね?

7月8日の台風による大雨前にはトビイロシワアリ女王の飛行があったようで、灯火に集まっていました。(翌日の大雨で今年の新女王たちは大丈夫だったのだろうか…?)
それとだらだらと、7月末までクロヤマアリ系の飛行があったようです。
クロヤマアリの飛行ってこんなにもばらけるものなんですね。


それにしても
7月後半、本当に困りものなのがマイマイガの大発生です…
家に帰っても必ず一匹は付いてきています。
探している最中も急降下爆撃に反跳爆撃の嵐です。
バタバタ騒いでいるのでリンプンが空気中に漂います。害が無いと分かっていても気持ちのいいものではありません。
マイマイガの死骸の山も気持ちのいいものではありません…
早くおさまってくれませんかねぇ


飼育くろがねありんこ達の様子

クロヤマアリ、カワラケアリ、トビイロシワアリ等、何杯かの女王陛下がお隠れになりました。
暑さとは関係が無い時に死亡している個体もありますが、そろそろ暑さに対する対処法も考えなくてはならない時期ですよね…
まともと言えるくろがねありんこ飼育は今年が初めての為、なにがタブーでどこまでがセーフなのか。
参考になる蟻飼育の先輩諸氏のホームページ等はありますが、やはり自分の置かれている環境、気候、等々…自分に合った方法が確立されるまでは、くろがねありんこ達に少し犠牲になってもらうしかありません…
綺麗事は言いたくないですので、おそらくこの夏、くろがねありんこ達を殺し、苦しい思いをさせることになるかもしれません。



7月最後に撮影したリュウキュウアメイロアリを載せて、今日は終幕。
かなり小さいですが、とっても綺麗な飴色です。
観察しにくいのが珠に傷…
名前はツヴィリンクです。