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2015年3月22日日曜日

春への歩みを一歩一歩…

今日も小春日和、と言ったところでしょうか。
夜になって雨音が強くなってます。
雪ではなく雨であるところが、冬が終わりつつあることを感じさせます。


野外観察


外を散歩していてトビイロケアリのワーカーが出歩いているのを見かけました。
防火水槽の枕木に営巣しているコロニーです。
まだまだ積雪は1mはある状況、日向ぼっこでしょうか。

昆虫たちも少しずつ動き出しているようです。
蜘蛛(正確には昆虫じゃないですが)を見つけたので、〆てくろがねありんこ達にあげました。

飼育観察

○クロヤマアリ群
大きさを測ってみたところ、どの女王陛下も10mmくらい。
ハヤシクロヤマアリはクロヤマアリより一回り大きく12mm程度だそうなので、もうすべてクロヤマアリと言うことにしましょう。

○クサアリモドキ
いままで脚の太さ等からクサアリモドキとしてきましたが、今日腹柄節が確認できました。
逆V字に加えて前縁に角、クサアリモドキで間違いないようです。
デカクサの可能性については現在勉強中ということで…



○産卵ラッシュ
今日の観察でクロヤマアリH【デア・グロッセ】女王陛下に卵を確認。
クロヤマアリ達を含め、くろがねありんこ達の産卵が少しずつ始まっているようです。


トビイロシワアリTF1コロニー 産卵を確認
トビイロケアリE          産卵を確認
クサアリモドキ【海龍】      産卵を確認

昨年全く産卵しなかったトビイロケアリEにも卵を確認。
今年こそコロニーが立ち上がってくれるといいのですが…


今週からまた寒波?再来とか…
雪の予報マークも見えますが、寒さの襲来でくろがねありんこ達の調子が悪くならないよう祈りつつ、今日は終幕。

2015年3月18日水曜日

くろやまあり同定…挑戦

昨日今日と、春の陽気。
テレビでは四月中旬並み、上旬並み、との報道。
まさしく春。
雪が無い地方では、くろがねありんこ達の活動も始まっているんでしょうか?

ワタクシ在住、山形の地では1m近い積雪がいまだ健在です(T_T)
街中は目に見えて減りましたが、野山はまだまだといった感じ。

訃報

ムネボソアリ【ゴリアテ】女王陛下、お隠れになりました。
メイプルは与えてましたが、あんな小さな体で、単独での越冬はやはり厳しいということか…

そもそもワーカーが逃げるようなヘマをした自分が悪いのですが…
「同じ轍だけは二度と踏まない」
人生論です。
同じ過ちを二回繰り返すことのないように…黙祷


クロヤマアリ群同定

いい加減「クロヤマアリ群」のような曖昧な表記ではなく、クロヤマアリなのかハヤシクロヤマアリなのか、はっきりさせたい。
そんなこんなでクロヤマアリ群の同定を愚かにも企ててみました。

デジカメのスーパーマクロ、最大拡大で腹部を撮影。
フリッツ・ツヴァイ女王陛下のお腹

『日本産アリ類画像データベース』によれば
ハヤシクロヤマアリは腹部がビロードのような光沢が見られ、灰色であるクロヤマアリとの判別は容易である、といったようなことが書いてある…容易ではない(泣)
⇒写真だけを見る限り、クロヤマアリもハヤシクロヤマアリもシルバーに光っているようにしか見えない。
 太陽光で金色に輝く…といった表現もどこかで見かけたのですが、どうにもわからない。単に鹵獲している種類が一種類という可能性もあるのですが…

では次だ!
ハヤシクロヤマアリは腹部第二節に立毛(剛毛)がほとんどない点で判別は容易である(クロヤマアリは複数の剛毛を持つ)、とある…容易ではない(泣)
まずその腹部第二節がよく見えません。
12倍ルーペでくろがねありんこに穴が開いてもおかしくないほど注目して見るんですが…
立毛が『無い』のか『見えない』のかがわからず、どうにももどかしい…
これでもよく撮れている方なんです…ゼノビア女王陛下
というわけで今回のデジカメ作戦…も失敗です…
ケース越しだからでしょうか?
どうも焦点が合っていないようにボヤけて、毛の有無が判然としません。
変わってグスタフ女王陛下、腹部第二節に剛毛がうっすら見え…ます?

同じくグスタフ女王陛下「なにお尻ばっかり撮ってるのよ!この変態!」

ええぇぇ…?
うーぬ…ひとまずこのまま『クロヤマアリ群』とします。
自分の目が悪いのでしょうか?
ハヤシクロヤマアリの方が頭部等ほっそりしている、というのも、ネット上の画像をいくら見比べてもどうもしっくりきません。
コロニーとして成熟していけば、判然とするのでしょうか?

F_Z【フリッツ・ツヴァイ】、G【グスタフ】、Z【ゼノビア】女王陛下には立毛が見える気がします。
これら3杯は仮にクロヤマアリとします。


プチ

ブルーノ女王陛下、やはり産卵していました(^^)
ブルーノ女王陛下左、平行にならんだワーカーの口に
写真を拡大してみて気付きました。
新しく生んだのか、それともワーカーが持ち歩いていて気付かなかったのか。
現在は1個乃至2個です。



一年目、不世話に終わったくろがねありんこたちの躍進を願い、今日は終幕。

2014年7月20日日曜日

くろやまあり

クロヤマアリ暦


くろがねありんこの中で最多を誇るクロヤマアリ。
今現在の総数は10杯です。

捕獲順に
A、B、C、D、E、F、G、H、K、T、W、Z
アントン、ブルーノ、ツェーザレ、ドーラ、エミール、フリッツ、グスタフ、デア・グロッセ、クーアフュルスト、トレーガー、ヴァッサー、ゼノビア…(例外あるけど分かる人には分かるハズ…いえ、なんでもないです)
総計12杯の新飛行クロヤマアリ属を鹵獲、くろがねありんこ王国の建設に向けて蟻装作業中であります。

鹵獲時期がとても長く
初期のアントン(A)、ブルーノ(B)女王陛下は6月17日。
そこから3乃至4日程度の間隔をあけて、2~3杯づつ。
後期のトレーガー(T)、ヴァッサー(W)の鹵獲時期は7月10日…。

本日7月20日にもNo.12、ゼノビア(Z)を捕獲…と言ってもこれは石の下をひっくり返したら居ただけ。
ただし卵も幼虫も見当たらず…我が家の他のクロヤマアリ女王陛下たちの蟻装状況から推測しても、幼虫が確認できるはずなのに…まさか昨日一昨日の内にまた飛行があった?

しかし…ヤフオクにかけられていたクロヤマアリ女王の出はアントン鹵獲よりかなり早かった…

まさかこれ全部ハヤシクロヤマアリなのか?


との疑念が未だ晴らせず…
かと言って見分け方が、腹部の光沢やら、比較して少し細目とか言われても、比較対象が無くわからない…
ハヤシクロヤマでもいいんですけどね



夫々基本的には新居探しに出歩いているところを鹵獲しました。
例外が前述した石下捕獲のゼノビア(Z)と、おそらく別のクロヤマアリのワーカーに巣に引きずり込まんとされていたところを捕獲したフリッツ(F)女王陛下です。
攻撃されていたので体力面を心配していましたが…やはり…

6月中旬の鹵獲からの各進行状況は…

アントン、ブルーノ
・6月17日鹵獲。
・翌日産卵、7月2日頃にかけて幼虫を確認。
・本7月20日現在、アントンの幼虫が裸繭になった模様(理由不明)。幼虫数も激減。食害?
・本7月20日現在、ブルーノ視界不良にて現状確認不能。























↑ブルーノ女王陛下(7月10日)


ツェーザレ、ドーラ
・6月18日鹵獲。
・翌日産卵、七夕に両艦の幼虫の孵化を確認。
・本7月20日現在、両艦共に幼虫のまま。

エミール、フリッツ
・6月27日鹵獲。(フリッツは他蟻より攻撃中を救出)
・翌日産卵、7月10日に幼虫の孵化を確認。
・7月11日、フリッツ死亡。数日前から腹部が異常に小さく、メイプルを与えていたが甲斐無く…
 尚、幼虫3杯の生存は確認。後述するヴァッサー女王陛下へ導入。
・本7月20日現在、エミール群は幼虫のまま変化なし。

グスタフ、デア・グロッセ、クーアフュルスト、トレーガー
・7月3日(G)、7月6日(H、K、T←博多ではない)鹵獲
・翌日に産卵を確認。トレーガーのみ産卵が一日遅れる。
・7月13日、トレーガー死亡。理由不明。残存する卵は後述するヴァッサーへ導入。
・本7月20日現在、幼虫の確認には至らず。

ヴァッサー
・7月9日鹵獲(なんと職場の掃除中に室内で発見された!)
・翌日に産卵を確認。
・7月11日、フリッツの幼虫3杯を導入、成功。
・7月13日、トレーガーの卵を導入、成功。
・本7月20日現在、養子の幼虫の順調な生長を確認。






























↑ヴァッサー女王陛下(鹵獲当日)




ゼノビア
・本7月20日、石下より鹵獲。
・卵は確認されず、女王単独、前途不安…



総鹵獲数12杯の内、2杯に失敗。
今現在のくろがねありんこ達も少し不安が残ります…

成功してほしいです。

 飼育状況写真を載せて、今日は終幕。



蛇足
左の小型タッパー(?)5個、及び手前左二つの小型ケースがクロヤマアリ。
右手奥小型タッパーと小型ケースもクロヤマアリ。
右手手前中型ケース2つが3Qクロナガアリコロニー×2。その奥の小型ケース2つは餌場。
奥中央右手、大きめの雑貨入れケースがクロオオアリ。
デス。