2015年6月11日木曜日

平成27年 クロヤマアリ飛行

※この日、カメラをとある場所に置き忘れた為、写真を撮影したのは丸一日経った後です。


ムシムシと、人間にとっては非常に不快な日です。
ですがこんな日に、くろがねありんこの姫君達は飛び立つのです。


6月中旬から東北もクロヤマアリの飛行時期に入ります。
クロヤマアリは既に大所帯を抱えているので、今年の姫はもういらないかなー…などと考えていても、目の前に居たら捕まえてしまうのは貧乏性でしょうか?(帰宅する間際に、職場の駐車場で見つけました。)

クロヤマアリの姫にしては非常におとなしいです。
昨年のクロヤマアリA【アントン】女王陛下の鹵獲日が6月17日だったので、昨年よりおおよそ1週間ほどクロヤマアリの飛行日が早くなったことになります。
とは言え、この連日の暑さではかくあるべきか、と言ったところでしょうか。

クロヤマアリ、と言ってはいますが正直ハヤシクロヤマアリとの見分け方がいまだに分かっていません…
まぁ…飼育する分には支障ないでしょう…


飼育装置の実用試験も兼ねて、今年度はこの1杯を飼ってみようと思います。
…などと言いつつも、これまた貧乏性か。
他にもいないかなぁ~などと帰宅してから家の周りをぐるっと回ってみたりしてるんですよ、これが。
その時、車庫の中からひときわ大きな影が!
んん?これは…?

さて、この卵は何でしょう?
ムネアカオオアリ?

うーぬ…ムネアカオオアリです。立派な姫君です。
今頃何してるのあなた?
先月のオオアリ類の飛行日からおおよそ一カ月が経ちましたが…
飛行があった?
何かの理由があって営巣場所から出てきた?
どうも落ち着きがないこの姫君。
育児失敗個体でしょうか?
そう言えば去年も7月半ばにムネアカオオアリの有翅雌を見つけましたが…今回の個体は翅を落としています。
ならばとりあえず飼ってみようか…空いてる飼育ケースは…ん?
5月31日にお隠れになったハンドペアリング・クロオオアリの飼育ケース…卵もそのまま、残っています。(女王陛下の亡骸だけは丁重に埋葬済み)
蓋を閉めていたので湿度も保たれ、卵も生きているように見えます。
…ここに入れたらどうなるかな?

実験開始

お隠れになったクロオオアリの卵をムネアカオオアリ【仮『天』】(二代目)姫君に与えて飼育スタートです。
食べようとしているのか…素人目には世話をしているように見えるんですが…実際どうなんでしょう?


これまたどなたのブログで見たか記憶していないのに引用するのも失礼なのですが…
クロオオアリはムネアカオオアリの繭を受け付けないけども、ムネアカオオアリはクロオオアリの繭を受け入れるとか何とか…種によって受け手が変わると導入の結果が変わるということがあるそうで。
樹上性、土壌性等、住処となる場所が何らかの影響を与えるのでは…と言うところまでは覚えているのですが…
さて?
どうなるでしょうか?
終幕?終幕!

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