2015年3月11日水曜日

とびいろしわあり


冬は本当につまらないものです。
くろがねありんこ達にも何も動きがありません。

とは言え、つい先日は大分暖かくなってきて春近し…かと思えば全国的に寒波が再襲来。
山形県もようやく消え始めていた残雪に、新しい雪が降り積もっています。


クロヤマアリ、キイロシリアゲアリで産卵が始まっていましたが、なんだかこの寒波でまた鈍くなったような…(ちなみに我が家、高断熱高気密・全館暖房…といっても常温18度程度ですので、くろがねありんこ達が元気に繁殖するまでは至りません。)
マダガスカルコックローチも二匹死んでしまいましたが、この寒さのせいでしょうか?

などと言う中で

リュウキュウアメイロアリ【ツヴィリンク】達はだんだん産卵数が増えているような…
沖縄県在住の種のはずですが…ある程度低温域でも活動が活発な?様です。


トビイロシワアリ

日本の最普通種…と何かに書いてあった気がしますが、気にして見ないと意外と気づかない大きさではあります。

現在3コロニーを飼育しています。
自然界のコロニーを採取したモノが1、新女王から開始したモノが2。

TF1 2014.8.4 捕獲から約半月後

『TF1」の女王陛下3杯のコロニーは、雨上がりに我が家の畑を見回っていて見つけました。
『へ~こんな近くにトビイロシワアリのコロニーがあったんだ…』と巣口を覗き込むと女王陛下が顔を出していました。
(以前も書きましたが)畑が浸水して避難してきたのでしょうか?
スコップで掘り返してみると、地表面に3杯、スコップ一刺し分の深さのところにもう1杯の女王様が。
前はワーカー20匹と書いていますが、後で数えなおして30匹ほどのワーカーを確認しました。

捕獲2日後、女王陛下が1杯、お亡くなりになりましたが…
捕獲から4日後、7月17日に産卵を確認。
産卵確認から11日後、8月2日に幼虫を確認したと記録にはありますが、8月4日(上)の写真を見る限り、それよりずっと前に孵ってはいそうです。


非常に良く増えます。コロニーを捕獲出来たからというのが大きいのかもしれませんが…

・お気に入りの餌には土なりゴミなり、兎に角かぶせて隠そうとします。(餌場の掃除が楽でいい)
・ちょっとの振動、餌場のフタの開け閉めで、天地がひっくり返ったかのような大騒ぎ。他のくろがねありんこに比べても敏感な気がする。
・餌の好き嫌いは激しい…気がする。クチキバエ、昆虫ゼリー、バッタ、乾燥赤虫、カツオブシ、全く見向きもしません。ゴミもかぶせません。メイプルに混ぜんじゃねぇよと怒られてしまいます(妄想)。その割に良く増えているので、しぶしぶ摂取はしているのかな?
・幼虫はチューブのなかに集めるかメラミンスポンジの壁に貼り付けて?いる。貼り付けているのか幼虫が自ら張り付いているのは不明だが、兎に角垂直な壁に幼虫たちが張り付いている。

現状はこんな感じ
くろがねありんこ総覧に載せた数は本当にテキトーですね…
ワーカー60以上はいるように見えます。
チューブ派一党
メラミン派とチューブ派がいるようで、チューブ派のせいで新しい蟻装置が接続できずにいます…
メラミン派一党。女王陛下は行ったり来たりしてるようです。
しかし本当に幼虫たちはどうやって絶壁に居られるのでしょうか…
もちろん完璧な垂直ではないのですが、不思議です。


他の2コロニー

TF2は灯火巡りの最中に4杯のトビイロシワアリ姫を見つけ、多雌ならばと同じケース内でしいくしてみました…が
悲しい結果になりました。
殺しに殺しあい、1杯の女王陛下を残してワーカーも幼虫も居なくなってしまいました…
残り1杯、幸運なのか残忍なのか分かりませんが、女王陛下ただ一人で越冬中です。

Aコロニーは8月20日に灯火で姫を捕獲。
彼女しか捕獲できなかったのとそのころ既にTF2が破滅に向かっていた苦い経験から単独での飼育を決めました。
一ヵ月以上産卵しなかったので、未交尾個体だったのか、もしくは単独でのコロニー創設はしないのかと諦めたころ、産卵しました。
ワーカー3匹の小世帯ではあるものの、4匹(それ以上かも?)の幼虫と数個の卵と一緒に越冬中です。
ピンボケ…

うう…ピンボケ…


小さいながらも順調?なトビイロシワアリAコロニーの写真で、今日は終幕。

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