2015年3月19日木曜日

やはり親子の絆?

今日は少し肌寒い、小雨の日。
とは言え雪はどんどん減っております。
思えば三月の半ばを既に過ぎているのですから…最近本当に
『早く春にならないかな』
これしか考えておりません。


クサアリモドキ【海龍】近況

昨年骸の山を築き上げた中で、唯一の成功飼育例、クサアリモドキ【海龍】女王陛下。
アメイロケアリ女王も1杯、同居には成功しているのですが産卵しません。
産卵までこぎつけたのはこのクサアリモドキただ1杯ということになります…


【海龍】
200匹位のトビイロケアリワーカーと同居。
クサアリモドキのワーカーはおそらく10匹ほど。
相当数の幼虫と共に越冬中。


平置きの蟻室式蟻装置改に移住させ、見えやすくなったので気付いたのですが…
さて、この中にクサアリモドキは何匹?

見えますでしょうか?
トビイロケアリのワーカーの中、写真中央、【海龍】女王陛下の周りに、3匹のクサアリモドキが群れております。
もちろん離れた所にもクサモドワーカー達が点々といるのですが、ほとんどがトビイロケアリの中、女王陛下のお世話係は純クサアリモドキワーカーたちのみのようです。

いつ見てもクサモドワーカー達は、まとわりつくように女王陛下にくっついております。
そのせいで女王陛下は動きにくそうで一瞬「襲われているのか!?」と焦ります(^_^;)
でもあくまで「まとわりついて」いるだけで、咬まれたりはしていないようです。
よく見かける蟻ベッドの初期状態なのでしょうか?

このような状況、夢のある話をすれば『親子の絆』。
ただ、夢のない話…現実的に見れば、親子(と言うより血のつながりは必要なく、同種で、加えて生まれた直後に傍に居ればヨシ…という意味ではせいぜい産婆と赤ちゃんのような関係?)であれば体表の炭素なんちゃら…忘れたのでざっくり言い換えまして『匂い』が非常に近くなる。
一番若いワーカーはもちろん寄生したクサアリモドキのワーカー。若い個体は内勤、とりわけ若いワーカーが女王の世話をするのはごく自然。

こんなところなのでしょうか?
いえ、夢がないので『親子の絆は素晴らしい』。
こういうことにしておきましょう。



閑話休題


蛾をバラして幼虫に乗せてます。さて、クサアリモドキはどこだ?
部屋の中を季節外れで飛んでいた蛾を(〆た後)冗談半分で餌場に投げ入れたらあっという間に巣の中に引き込み…(タンパク餌への反応悪かったのになぁ…)
当然ながらリンプンだらけの巣の中…
しかしながら、綺麗にリンプンを取って幼虫に与えるのかぁ…と少し感心したり。
…春になったら掃除します…




クサアリモドキ【海龍】コロニー、今現在は小さな幼虫ばかりですが、これが春になれば一斉に(そんなに早くはないだろうけども)クサアリモドキになるかと思うとわくわくします。
ツヤツヤ、黒々、そんなクサアリモドキの群れを思い浮かべつつ、今日は終幕。

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