2015年3月1日日曜日

飼育ケース変遷 壱

現在までの飼育ケースの変遷


昨シーズン中に作成・使用した飼育ケースの変遷になります。

皇紀2674年制式 74式蟻装置シリーズです。(某有名蟻飼育装置をまねております。)



○十四試蟻装置

















クロオオアリの女王を捕まえたその翌日、緊急で作成したモノ。
百均の工具入れを購入
仕切りに穴をあけ、通路を確保。
2部屋にはスポンジを入れ、湿気保持としました。
…が、多大な欠点が

・空間が広すぎて新規女王アリには落ち着ける空間ではない。
・初期はスポンジが食器洗い用のものであり、保水力が無いに等しい。(後にメラミンに変更)
・開閉の度に大きな振動が発生する為、女王アリにもストレスが。
・容器の透明度が想像より低く、観察に不向き。
・各所に隙間があり、トビイロケアリ級の種では容易に脱走される。

上記のように維持管理だけでくろがねありんこにストレスを与えるようなものだった。
後に後期型の蟻装置に移転。



○74式蟻装置11型



資材の安さと簡易さを求め、十試蟻装置の後に制式化した蟻装置11型。
この時点でも、兎に角制式化した蟻装置が急がれる情勢だった為、造りはまだ粗い。
4個セットの百均小型タッパーにクロオオアリ女王が通過可能なように内径10mmチューブを4辺に接続しています。
写真右手のメラミンで内部空間を隔てており、水分補給は右手チューブからスポイトを使って行いました。
4辺のチューブで多角的に接続可能と考えていました…が

・接続後の安定性が無い。
・観察には不向きな不透明度。
・壁面だけでなく底面にも結露の発生がひどい(幼虫や卵がおぼれそう…)。

まだ改善していない問題が多かった。


○74式蟻装置12型



上記の11型を後述する21型にならって改造したもの。
水分補給はタッパー蓋の上部に穴を開け、そこから行うようにした。
余剰水分は石膏が吸い込むのか、結露はそれほどひどくなくなった。
タッパーが不透明であり観察には向かないが、新女王の初期育成用としては既存の蟻装置の小改造でなかなか良いものに仕上がったように思える。
水分補給用の穴はあるが、密閉性が高い為か初期コロニー成立程度の期間は放置でも問題は無い。
問題点は上記にもあるが

・不透明度が高い為観察には不向き。
・メラミンスポンジで蓋をしている為、トビイロケアリ類のように朽木等に住まうくろがねありんこはメラミンを掘削して水分補給口を目指す(脱走する)可能性がある。





まずはここまで。
終幕。

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