2015年4月20日月曜日

アミメアリ飼育ケース作成

アミメアリ。
スタンダード形態である「女王蟻」を中心とした社会…を形成しない特殊なくろがねありんこです。

働きアリが働きアリを産み、女王を持たぬまま巨大なコロニーを形成。
そのコロニーが分割されることでコロニーの数を増やすのだとか。
未解明な部分が多いくろがねありんこ…現在論文を読み漁ってますが、それでもなんとももやっとするくろがねありんこです。

単眼を持った女王蟻的存在のワーカー…が実は働かないアリで、コロニーを滅亡させる存在だとか?(詳細は省きます)
この研究者の方のことを詳しく知らないのでこう言っては何ですが、論文内には
・どの程度のデータ(反復数)を集めたのか?
・どこからが研究成果で、どこからが既知の事実なのか?
・また、既知とされているようなモノは、確かな研究内容で実証されているのか?
読みが浅いせいかもしれませんが、理解できませんでした。

「論文」というだけで鵜呑みには出来ません。
「調査の結果、犯罪者の9割近くがパンを食べていた。なんということだ。パンには犯罪を誘発する毒性があったのだ。」
極々、極端な話をしてしまえば、こんな論になっていないか?という疑問なわけです。

面白い話ですので、暇が出来たらもっと詳しく調べてみたいです。
ちゃんとしたデータがあるのを自分が知らないだけの可能性は「大」です。


兎にも角にもアミメアリはとっても不思議なくろがねありんこ、ということです。


唐突ですが

じゃあ(?)、飼ってみたいな

別に研究・実証してみたい、とかいうことではないのですが、流浪のくろがねありんこ「アミメアリ」の生活態を観察してみたい、と本当に唐突に思いついたわけです。

常に移動し、定住地を持たず、汚れたら引っ越していくアミメアリさんには多くの居住箇所と、それらが個別・容易に分離、洗浄できることが必須…と邪推。
と言うのもアミメアリの飼育記事を見つけることが出来ないのです…
あってもアントクアリウムに入れて「穴掘らないぞ?」とか…またはトビケさんがアミメにされていたり…残念ながら参考に出来るようなレベルのモノを「まだ」見つけられていません。

物事の基本は、仮定⇒実施⇒失敗⇒仮定⇒実施のループ!だ!
とりあえずやってみましょう。

といわけで完成品がコレ。

75式複蟻装置「網式」

製作費 約¥1,500

真上から
都合11個の透明ケースを繋げただけの単純構造。
中央3個のケースは餌場及び接続中継用。
アミメアリさん達には外郭8個のケースを住環境として行ったり来たりしてもらいたい、と期待。
もちろん外郭ケースはチューブ1本の接続しかないのですぐに取り外し(洗い)、取り付けできます。

外郭ケースには自作石膏板やメラミンで作った高層マンションを建設します。
詳細は機があればいずれ・・・
メラミン好きが、石膏好きか、または全く別の反応を見せるのか。
そこは試してみなければ分かりません。

飼育に失敗しても、分解してそれぞれのケースは餌場として使用出来るので安心です(リユース?)。
もう少し暖かくなったらば鹵獲に向かいます。
アミメアリは全てのワーカーが産卵するとはいえ、外勤ワーカーでは産卵の再開に時間がかかるそうで、飼育を想定した場合、アミメアリならば何でも捕まえれば良い、とはいかないようです。
また、コロニー規模が小さくなる(100匹前後)と繁殖効率が落ちるらしいので、できれば幼虫を抱えた状態で400~500匹程度の確保を目指します。


まだ見ぬ(野外観察でなら何度も見てますが)アミメアリの大群に思いを馳せつつ、今日は終幕。

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