2016年6月30日木曜日

謎の大量死 ワーカー異常

あまりにも惨憺たる状況のため、写真は一切なしです。

ワーカーが異常を起こして全滅したミカドオオアリ、残っていた繭や幼虫は今年鹵獲に成功した姫にうまく引き継いで順調に世話をしているようだったのですが…
先週生まれたワーカーも正常ではありませんでした。

加えて
クロオオアリ丙コロニーも2週間前からワーカー、女王陛下が異常をきたし、現在残っているのはワーカー数匹のみで全滅状態。

クロヤマアリZ【ゼノビア】女王陛下のコロニーでもワーカーが異常。
不幸中の幸いか、ワーカー3匹と女王陛下は現在正常なままなので希望はもてそうなのですが…


さて異常異常と書き連ねていますが、何が『異常』なのか?

①まず目立つ特徴が『まともに歩けない、起き上がれない』
平衡感覚を失っているのか、脚がマヒしているのか、理由は推し量るしかありませんが、とにかく動きがおかしい。
衝撃などには一応反応し、歩こうとするのですがヨタヨタとふらつき、そのうち脚がつっぱったような感じですぐにあお向けになってしまい、そのまま脚が空を切っている状態が続く…
なのに死の間際は地に伏したような状態になり、触覚だけを動かしているのです。

②そして①に起因しているかわかりませんが『一切の摂食行動、清掃行動を行わない』
全滅したミカドオオアリ、そしてクロオオアリのコロニーでは症状が進行すると蜜餌や肉餌をいくら入れてもワーカーががまるで反応しませんでした。
さらに、石膏巣内で死んだほかのワーカーも放置状態…
石膏巣内にゴミ捨て場を作ってしまいカビるのはよくあることですが、ワーカーが死んだ位置そのままで放置されているというのは異常です。
少なくともどこか一か所に集めようとするのが自然のはず。
ミカドオオアリの時にはカビが原因でこの異常が発生しているのでは?と書きましたがクロオオアリの観察からして、異常が発生したからこそカビが発生していたのかもしれません。


石膏巣内への水分補給に使っている水も、蜜餌も、肉餌もすべてのくろがねありんこが共通です。
ミカドオオアリに関しては石膏巣内にカビが発生していたので、それが原因であることは否定できませんが、クロオオアリやクロヤマアリは引っ越しを行った直後でカビなど発生する余地はありません。
引っ越しした石膏巣が原因というのも、同じく作成した石膏巣に引っ越ししたほかの8コロニーには異常なしで、この2コロニーだけに影響が出るというのもおかしな話です。
直射日光が当たる環境でもなく、特定の巣の置き場所に異常の発生が集中しているわけでもなく…

姫蟻や女王蟻の謎の死はどうしても生物飼育にはつきものであり仕様がないこととは思うのですが、コロニー単位で明らかな異常が発生して死滅というこのパターン…一体いかなる要因がもととなってこのような事態を引き起こしているのか…

これは非常にまずいです。
不味いというのも頭で書いたように、ミカドオオアリで新たに成長・羽化したワーカーにまでこの症状が現れているという点です。

何とかしなければ…

終幕。

2016年6月27日月曜日

分離ジャイミル近況

ジャイアントミルワームを分離してから10日余りが経ちましたが、それより4、5日前から分離していたジャイミルが蛹になり始めました。
蛹になるにはやはり分離してから半月ほどは必要な様子。


デカいですね~
ゴツいですね~

しかし予想以上に蛹にならずに死んでいくジャイミルが多いです。
40匹用意できたジャイミルですが果たして何匹が成虫になるか…
ペットショップで売っているものは幼虫時代の待機期間が長いのでうまく蛹にならないという話は聞いていましたが…これは私の管理がダメなのかジャイミルの個体がダメなのかわかりませんが…

先行き不安です。
終幕。

2016年6月26日日曜日

ぎぃやぁぁぁぁぁぁあぁ…

あああああああああああくぁああああああああああ
お?





ああああ
はい
トビイロシワアリQ3コロニー、我が家の飼育くろがねありんこの中で(基本的な大きさは無視して)最大規模を誇るこのトビシワコロニーが大脱走をやらかしました。
いままでメラミンスポンジを齧るようなことはしなかったのですが、何を思ったか齧って給水口まで一直線…
こうなると小さなワーカーはフリーパスです。

しかもあろうことか…
隣に置いていたクロヤマアリに襲い掛かっていました…
あああああああああああ

一体どこに隙間があるのか…
クロヤマアリの飼育ケースに押し入り、ワーカーを全滅させ、女王蟻を殺し、幼虫蛹をさらっておりました…



ああああああああああああ
クロヤマアリコロニー【H】1群全滅。【G】1群壊滅状態。
【G】はなんとか女王陛下とワーカー数匹が奇跡の生還を果たし、幼虫蛹も心ばかり…
何とか立て直してくれるかな…

数の暴力は誠に恐ろしい


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ



シロアリドライお隠れになりました。


ああ終幕。

2016年6月21日火曜日

いつもの大脱走 ~クサアリモドキ~

はい
もう日常茶飯事になってきていちいち驚かないのですが
またもやクサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)の無王群コロニーが餌場のふたを潜り抜けて大脱走をやらかしました。
…きちんと閉めたつもりが少し蓋がずれていたんです。

くろがねありんこ達のわずかなスキも見逃さないその執念にはまったく毎度毎度恐れ入ります。
わずかでもスキが、緩みがあれば、空気の流れがあれば、彼女たちは脱出路を見出します。
小さいくろがねありんこほど当然脱走しやすいのでクロオオアリを見ているとなんかほっとします。
このクサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)すら給水用に開けている最小口径の穴すら潜り抜けてしまうので困りものです。


さてさてそんなこんなで半日私の部屋の中で餌探しをしたようなのですが、屋内では当然虫の死骸などそうは落ちていません。
それでは何を集めてきたのか?
石膏図の中を見てみると…
これは…同じクサアリモドキのワーカーの死骸です
なんとなんと彼女らが集めてきたのは同じクサアリモドキのワーカーの死骸…
なるほど
いつぞや脱走して帰り道が分からなくなり、物陰で死んでいたワーカーたちを同じコロニーのワーカーが回収してくる…当然と言えば当然ですが、なんとも不思議なものを感じます。
そして中にはこんなのも


トビイロシワアリワーカー?
 同じく大脱走をしたことがあるトビイロシワアリのワーカーの死骸です。
これもまた物陰で帰り道が分からなくなり倒れていたのでしょうか…

…いい加減脱出防止措置を真剣に考えなければ…
まだ私の部屋の中だけで蟻の行列が済んでいるのでいいのですが…家族の部屋にまで到達したらキ○チョールの制裁を受けることは目に見えています。

やはり定期的にベビーパウダーを塗るしかないのでしょうか…
食用油を塗れば効果は絶対的です。
ただし、日数が経ってくると油が変質してくること、くろがねありんこたちがゴミをくっつけて足場を作ってしまうこと、何より油が手につくと不快…等々長期の飼育を考えた場合は食用油はあまり好ましくありません…

フルオンの購入も検討すべきか…
餌場は開放型の方か衛生的?でいいと思うんですが…


悩みの種は多いです。
終幕。


2016年6月19日日曜日

これなーんだ

なーんだ

…ピンボケ…


テラニシシリアゲアリ(と管理人は思っている)女王陛下の卵です。
幼虫が4匹いたはずですが…
いつの間にか真っ白です。



写真は撮ってないのですがよくよく見るとつぶらな瞳が四つ、つまり裸蛹が2つありました。
ワーカーが生まれればテラニシかハリブトかはっきりするはず。
そこはかとなく楽しみです。

今日は短く、終幕。

2016年6月17日金曜日

クロナガアリ再チャレンジ!!!

性懲りもなく。
飼ってみたいんですよ、クロナガアリ。
でも私の住んでいる地域にはいないのでしょうか?
まるで見つけられません。

でもそこは大人。
大人買いです。
AntRoomウェブショップより女王陛下3杯のコロニーを購入。本日届きました。
ワーカー3匹がすでに誕生済み。女王陛下2杯がカナリアンシード食べてます。
正直ヤフオクなんかで買った方が格段に安いことは安いのですが
私は信頼を第一に考えまして、まっとうに商売している方なら問題があっても対応が約束されているかななどと打算的に考えています。

到着時にはすでにワーカーが生まれていたので、とりあえずカナリアンシードを一粒与えました。
最初は「なんじゃこりゃあ!?」とワーカーも女王陛下も動かぬ種に向かって威嚇したり逃げたりの大騒ぎをしていましたが、小一時間経つともうこの状態でした。

最初に買っていたクロナガアリは乾燥で死なせるという凡ミスでした。
今や蟻装置は改良され、めったなことでは過乾燥は引き起こさないようになったはず…今度こそ大コロニーにしたいものです。


結露で写真が撮れません。
終幕。

2016年6月16日木曜日

餌虫の話~ジャイミル分離開始~

今年でくろがねありんこ飼育も三年目。
コロニーの拡大に伴い、餌昆虫にも幅広さを持たせたいと画策する。


ミールワーム(ノーマル)は安定。
繁殖も容易で現在順調に増殖中。
餌に少し趣向を凝らし、高栄養化を狙いたいところ。

ワラジムシもくろがねありんこたちの反応は良い。
飼育も容易…と思っていたのに昨年全滅してしまった。
現在飼育環境を見直して再出発中だが、多くのベビーが見えており順調。…とは言えやはり増殖スピードは遅めか。
一緒に増殖しているトビムシも役立てられれば良いのに…

デビュア、マダゴキはくろがねありんこの餌としてはいまいち…
やはりデカすぎるのが問題だし、ベビーを餌にしていては増えないこと甚だしい。
とは言えそんなに規模を大きくしても…

ハニーワーム自家繁殖は無理、だす。
その上意外とくろがねありんこの反応悪し。


という現状、残りのスタンダードな餌虫と言えば…
白ワラジムシ、シルクワーム、レッドローチ、コオロギ類(フタホシ、イエコ)、ショウジョウバエ(トリニド、キイロ)
…そして最後に『ジャイアントミルワーム』!
デカいなぁ…
白ワラジムシ…売ってない。そもそも小さすぎ。
シルクワーム…世話が相当面倒な様子。
レッドローチ…動きが早すぎ。無理。
コオロギ類…もうなんか世話が面倒そう。というか実家生活で五月蠅いのはアウト。
ショウジョウバエ…正直かなり興味はある。ただし夏場の高温を避ける方法が今のところなし。 冷やし虫家がまだ販売していれば考えたかも。


そんな消去法で残ったジャイミル。
ノーマルのミルワームと違い、分離してあげないと蛹にならないそうな。
というわけで分離。
オレンジ色のは最後の水分補給、ニンジン
とは言え春先に60匹近く購入していたのが不世話で共食いしまくり残が20匹ほど
さらに追加で買った20匹。
合計約40匹で蛹化を狙います。

…ただ調べるサイトすべての結論が『ジャイミルは買った方が安い』
…まぁ楽しみましょう。

こんなところで今日は終局。

2016年6月15日水曜日

二年目を迎えて~アメイロケアリ女王陛下~

アメイロケアリ【ゼクス】女王陛下
思い返せば昨年の五月に産卵を確認していたのに、去年一年間はずっと幼虫のままという…これはいったいどうしたことか?
う~ん…ヒゲナガなのかなぁ…

今年の5月末に撮影…なんかやけに細長い幼虫です。

と言ってもアメイロケアリ【ズィーベン】女王陛下も平成27年7月に産卵を確認しているというのに昨年はワーカー誕生がなし…
やはり宿主のワーカーの数が少ないと進行も遅いのかな?

と、素人の推測は置いておいて
思い出したように書いたのはつい先日ようやくアメイロケアリ【ゼクス】女王陛下コロニーで繭を発見したからです。
メラミンの屑をかぶせている繭予備軍の幼虫たちも周りに見えます。
正直まだこの繭がアメイロケアリの幼虫という確信が持てずにいます。
なかなか散乱しなかったので数度に分けて野生のトビイロケアリのワーカー(繭)を導入してきましたので、その若いトビケワーカーが産卵したんじゃないか…という考えが拭いきれません。
しかしともかくこれで2週間以内には答えが出そうです。

と。
加えて
おや?繭が…

アメイロケアリ【ズィーベン】A女王陛下
アメイロケアリ【ズィーベン】AB両女王陛下のコロニーにも繭が見えました。
う~ぬ…繭の大きさがまるで違う…ワーカーの大きさに由来する、というのが一番まっとうな理由に思えますが…
【ゼクス】女王陛下の方はやはり雄蟻なのでしょうか…

【ゼクス】女王陛下で気になる点と言えばもう一つ。
後続の卵がまるで見当たらないのです。

こんなことってありますかね?
謎が謎を呼び(やっぱりトビケの無精卵だっただけじゃ…)今日は終幕。

2016年6月10日金曜日

ワラジムシ

ワラジムシケース内の写真徒然。

脱皮って神秘的。
オームの抜け殻じゃぁ
小さくたって脱ぐのよ。

名前わかりませんが(私にとっては))少し変わったワラジムシ。海辺のフナムシみたい。
ニンジンに集まるトビムシ。灰色&背中がふさふさ。
う~ん…これもトビムシ?なのかな?
ダンゴムシもお忘れなく。

こんなところで今日は終幕。

2016年6月8日水曜日

ムネアカオオアリ三代目

今年はムネアカオオアリ姫を二杯確保できていた。
もう産卵してます。

合計2杯

もう飛行時期も終わったかな~というこの時期にまたまたムネアカオオアリを見つけました。
腹部の節が少し変でしたが…

このコです。

なんで捕まえたのか…というのも
昨年の多雌実験コロニー、結果として片方の女王陛下が殺されて終幕を迎えたのですが…
ひとまず残っている産卵しない女王とそのワーカーたち。
どうも様子がおかしいのです。

写真向かって左手、チューブの先に石膏巣があります。
この写真のように女王陛下が石膏巣内に居ようとしないのです。
餌場のカップ内にばかりいようとしています。
石膏巣は新品で悪臭が発生しているわけでも多湿で洪水となっているわけでもないのに女王陛下だけが石膏巣内に居ようとしないのです。
たまに気まぐれで石膏巣内に入るのですが、そうすればワーカーはすべて女王陛下についていきます。
前脚や触覚が欠損しているせいか何か感覚がおかしいのでしょうか?


と、前置きが長くなりましたが、この多雌失敗コロニーに合流させられないかなぁ…と思ったのですが
ひとまずダメでした。
互いに大げんかはしないのですがかなり慌てふためいて双方逃げ回っていましたので、ふとしたきっかけで足が止まれば血で血を洗う死闘となりそうです…


そんなこんなで今年度はムネアカオオアリ女王陛下三杯で飼育を進めます。
昨年度からは【赤城】女王陛下の1コロニーと前述した多雌失敗コロニーの合計2コロニー。


丁度良いので今年のオオアリ系の戦果をまとめてみましょう。
・クロオオアリ
5~6杯新女王を見かけるも現在順調なコロニーが4あるため、鹵獲は見送り。
・ムネアカオオアリ
こちらも5~6杯新女王を見かけるも、既存のコロニーもあるため鹵獲は3杯に限定。
・ヨツボシオオアリ
今年初鹵獲。現在準用に産卵中。
・ミカドオオアリ
今年も1杯鹵獲。ただし産卵しないため、6月4日にお隠れになった前年ミカドオオアリの繭と幼虫を導入。とりあえず世話はしている様子。

こんなところで今日は終幕。

2016年6月4日土曜日

ヤマトシロアリ飼育経過報告

飼育開始から約16日経過、「くろがねありんこ」ならぬ「しろがねありんこ」ヤマトシロアリの現況報告です。
でもヤマトシロアリの姫・王子は黒いのでくろがねありんこ?
でもGの仲間だしなぁ…黒ごっきー?

とりあえず
前回確認時にはアインズ、ドライズ両ペアで産卵を確認できていましたが、一週間たってどうなったかな?と楽しみにしていたのですが…

結論

見えません

せっせと住居造りを進めているようで、チューブの側面にクヌギマットの破片が張り付けられており、さらに下部に向かって穴を掘り続けているようです。
前回見ることができた卵すら見ることができず…

ただ各ペア、姫・王子共に健在なのは確認できました。
鹵獲時に比べてお腹が大きくなっていました。
クヌギマットをしっかりと食せているということでよいのでしょうか?

一番懸念しているカビの発生は今のところなし。
しろがねありんこ達もくろがねありんこのように何か抗生物質?的な何かを発しているのでしょうか?そんな記述は今のところ見たことがないのですが…というか世話で精いっぱいで調べる暇もなし。
シロアリ飼育はやはりコロニーをガッツリとってきてからの継続飼育がスタンダードのよう。
それで簡単に飼育できてしまうのだからわざわざ貧弱かつデリケートな新女王・新王から飼育する必要性など皆無…ということでしょうか?


さて
繰り返しになりますが、ウィ○ペディアによればヤマトシロアリの姫・王子はストレスに弱く、コロニー新設は意外と難しいとの記述がありました。
上記のように目視ですら内部を確認できないので今後も写真は無し、言葉だけの観察記になりそうです。
つまらないですが、まずは何分初めてのことなので、手探りしながら・・・放置していきたいと思います。
でも
来週見るときには幼虫(幼生?)が見られたらいいなぁ…


つまらないつまらない
これまたしろがねありんこ飼育者の少なさの原因でしょうか?
くろがねありんこにしたって土でしか飼う方法がなかったらこれほどまでに多くの一般人が飼育するでしょうか?
何か画期的な方法が生まれれば、飼育者の増にもつながると思うんですが…

かといって妙案も浮かばず
世の人が今まで誰も思いついていないことをそう簡単に思いつけるはずもなく
でもなんだか諦め切れなくて
そんなこんなで今日は終幕。


終幕してから訃報

平成27年度鹵獲したミカドオオアリ女王陛下、ワーカーずべて失ってワーカー導入準備中でしたが…
どうもダメそうです。
様子がおかしい…
南無…

今年度鹵獲した姫もまったく産卵しません。
ミカドオオアリとはどうも縁がないようです。
…ってわたしの管理不行き届きか…

2016年6月3日金曜日

くろがねありんこの餌反応まとめ~イトミミズ~

くろがねありんこを飼育するにあたって餌は重要。


蜜餌はメイプルシロップ安定。基本的にこれを水で薄めていればまず問題はないです。
はちみつは当たり外れが大きいと聞いており、かといって少量で売ってるわけもなく。
結局少し値は張りますが、メイプルシロップを買った方がいいと自己判断。

他にも蜜系というか甘い系ならば黒糖やマスターズゼリーもあり、管理も与えるのも簡単なものです。


気になるのは肉餌。
特に小さいくろがねありんこ達、トビイロケアリやアメイロアリに対する肉餌です。

簡単にストックできる肉餌と言えばミールワーム
上はジャイアントミールワーム、下が通常のミールワーム


ただし外殻が堅くて小さなくろがねありんこの手(?)には持て余し気味です。
そのうち乾いて食べられそうにもなくなってますし
当然相当数のコロニーに発展すれば問題ありません。クサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)無王群コロニーやトビイロシワアリ【Q3】コロニーは数の暴力でいまやどんな昆虫でもバラしてしまいます。
当然大型のくろがねありんこ、クロオオアリやムネアカオオアリにとっては問題外なのですが…
ただし初期コロニーとなるとクロヤマアリも少し厳しめ。


前置きが長くなりましたが、簡単にストックかつ小さい肉餌。
くろがねありんこ飼育の先人方のサイトをめぐり見つけたのが…

『乾燥イトミミズ』

おお~
乾燥赤虫を使っていたのにこっちに気付かなかったとは…
これならストックも簡単。反応が良ければ飼育がすごく楽になりそう…

ちなみに
乾燥赤虫はリュウキュウアメイロアリ、アメイロアリ以外のくろがねありんこは反応せず。
無理やり蜜餌に混ぜて使っている状況ですが、このイトミミズはいかに?

結果

反応良好
・クロヤマアリ
・トビイロケアリ
・カワラケアリ
・トビイロシワアリ
・クサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)
※トビイロシワアリ、クサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)はコロニー規模が大きいので、これが正常な反応かどうかは判別不可。


まぁまぁ反応
・リュウキュウアメイロアリ
・アメイロアリ

反応せず
・クロオオアリ
・ムネアカオオアリ
・テラニシシリアゲアリ



テラニシケアリやアメイロケアリに関してはまだワーカーがトビイロケアリしかいないので、いまだ判別できず。
ただ、懸案事項だったトビイロケアリの反応が良好なのは僥倖。
忙しい時などはこの乾燥イトミミズに頼ることになりそうです。


終幕。

2016年6月1日水曜日

チーズをあげました

液体の肉、牛乳。
それを発酵させたチーズ。

くろがねありんこたちの反応はどうよ?とカマンベール入りチーズを与えてみました。
といてもカビは怖いのである程度勢いのある(食欲のある)コロニー限定。
キイロシリアゲアリ【金剛】コロニー
比較のために乾燥糸ミミズも入れましたが、完全無視されチーズに群がるワーカーたち。
チーズは安くはないけどもこれならたまに少し与えるのは良いかな?

トビイロシワアリ【Q3】コロニー
さすがゲテモノ食いのトビイロシワアリ。
躊躇することなく群がります。



と、思いきや今見たらキイロシリアゲアリもトビイロシワアリも結構残している…
…さらに他のくろがねありんこ(クロオオアリ、ムネアカオオアリ、クロヤマアリetc…)はチーズに向かって威嚇するばかりで手を付けず。
クサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)無王群ですら残す始末。
こんなに幼虫がいるのになぁ…
チーズはダメでした。
カビが怖い。

それよりこのクサアリモドキの無王群はどうなってしまうの?
あああああああああ
早く今年のクサアリモドキ(ヒラアシクサアリ)姫飛んでくれ~

ここって毎回祈ってるなぁとは思いつつ、やはり未来への希望を祈って今日は終幕。