2015年7月18日土曜日

フシボソクサアリ姫拉致

台風は消えましたが
あいもかわらずムシムシと不快な天気が続きます。

でもこんな日に姫蟻は(以下略


とは言え今日は朝から小雨、飛ばないかな、とは思ったのですが、
トビイロケアリ
ハヤシクロヤマアリ
アメイロケアリ
フシボソクサアリ
と、4種類の姫を見つけました。

で、この中のフシボソクサアリ姫!
拉致してしまいました。
クサアリモドキを見慣れてしまうとかなり華奢
さて、これは本当にフシボソクサアリかな?
確認してみましょう。
クサアリ同定です。

まずはおなじみ腹柄節。兎にも角にもまずはこれを見てみましょう。
ピンボケ…
こんな写真しか撮れませんでしたが、明らかにシャキーンと尖った先、『U字』ではなく『V字』のように見えます。
腹柄節がV字であるのは『モリシタケアリ』か『フシボソクサアリ』です。
クサアリモドキとは間違いなく違うので初めから除外。
これはクサアリモドキ。腹柄節前縁に角、さらに脚も太く、がっちりしています。
さて?
触角に多くの立毛が見えます。伏毛なんてものじゃない、立派な毛が見えますね。
背中にも多くの立毛が見えますね。
これが『モリシタケアリ』であれば背中に立毛はほぼ無く、つるつるです。触角も伏毛で覆われ、この姫のように立毛は見えないはずです。
仮に、腹柄節を見誤っていたとしたら?
ですがやはり『クロクサアリ』『テラニシケアリ』共に触角に立毛は無く、伏毛で覆われているはずですので、この姫とは違います。
触角及び背中に多くの立毛、この特徴は『フシボソクサアリ』でよいのではないでしょうか?


明日あたり、またトビイロケアリの巣を暴きに行きます。
上手く繭と、出来れば羽化直後のワーカーを捕獲してきたいものです。

あーしたてんきになーれ!
終幕。

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