2015年4月5日日曜日

小雨さめざめ…そんな日の奇跡?

雨!
そして雨!

昨日は春の陽気に誘われて…昆虫採集とか野外観察したかったのですが
自然界ではくろがねありんこ達、ろくに動き出していません。
街中の積雪はさすがに消えましたが、公園や野山にはまだまだ雪化粧が広がっています。
車のタイヤ交換と庭木の雪囲いの解体作業を行いました。

雪が多少多くとも、すっかり気温は春。
雪囲いはまだまだありますが、本格的な春になる前に余計な仕事は早く終わらせたいモノです。
作業中、クロヤマアリのワーカーが小さな蜂の死骸を運んでいました。
おや?どこかの巣では活動を開始しているようです。

クロヤマアリ写真

アントン女王陛下の卵&幼虫(もうごちゃごちゃ)

エミール女王陛下(気持ちカメラ目線)&卵
クロヤマアリA【アントン】女王陛下の卵の孵化が始まっています(と思いますが…団子状態で良く見えませんな)。
クロヤマアリB【ブルーノ】女王陛下の卵にはまだ変化は見られません。
他、産卵数が増えているクロヤマアリ女王陛下はいないようです。
一番順調なクロヤマアリE【エミール】女王陛下のみ、幼虫は続々と大きくなりつつあり、産卵も続いているようです。
こういった個体差が環境の変化があった際にも種を存続させる要因となるのでしょうね。

個体差と言えば…ああ…タイトルで「奇跡」とか言ってしまってますが…

ミールワーム

昨年末、12月も半ばにコナダニが大発生したミールワームの飼育ケース。
こッッっれはもう駄目だ…ということで、兎に角屋内に置いておくことはできないと屋外の小屋へ放置状態にしました(基本餌虫には極悪な対応をとります)。
零下から5℃以下の気温が続く日々…そんな環境にもう4カ月近く放置していた訳です。
ケースは使いまわしできますから、思い出しましてとりあえず洗おうと蓋を開けたわけです。
想像では真っ黒なミールワームが死屍累々と…だったので・す・が
おや…?何かが動いている…ミールワーム
なんとなんと…この極寒の4カ月を生き延びていたのです。
とは言え…掘り返してみれば予想通りの死屍累々…相当前に死んで変色したり、見た目は普通でも全く動かないモノ、目測8割のワームはやはり死んで(瀕死)いました。
そんな中から、動く(潜る)気力のあるモノだけを選別して、50匹程度でしょうか。
ミールワーム飼育ケース【ローザ】に入居となりました(コナダニが残っていると恐いので隔離)。
【大きさ比較】左上の個体のみ、先日購入したばかりのワーム

先日買ったワームよりは二回りほど大きいミールワームです。

極寒の最悪の環境の中で、大多数が死ぬ中でも環境に耐性を持つ小数個体が生き延びる。
文章やテレビでは散々見聞きしてきましたものを目の当たりにしました。

閑話休題

ワラジムシケースのトビムシと思われるモノを撮影してみました。
おお、トビムシっぽい!

これは…ダニっぽいな…
もっと拡大して撮りたかったのですが、マクロ撮影だとトビムシがとんでもない早さで動き回り、ふとした時に見失ってしまいます…
こんな小さくてすばしこい(そして跳ねる)のを餌にくろがねありんこを飼育する…うーぬ…とてもじゃないですが出来そうにありません…
ちょっとピンボケ気味ですが、一番良く撮れたトビムシ?写真を載せて、今日は終幕。

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